2016年3月8日火曜日

ファッションの国

イタリアはファッションの国と言われている。
そして、実際に、ファッションの国である。

友人や家族の間でも、誰々は、服のセンスが良いだの悪いだの
話すことが多い。
私の場合、親戚と会うときも、着ている洋服やアクセサリーについて、鋭く観察されているから、手抜きできない。そして、綺麗な色使いなどは、お互いで褒め合い。

そして、色使いなども、日本人の感覚とは全く違い、国民性か、小さい頃から、
養われているからか、センスが良い人が多い。
もちろん、センスゼロで、全く服装に気を使わないイタリア人も大勢いるが。

身近な事から言うと。
主人が長い入院生活から退院して、最初の頃は、服を着るのも一苦労で、私が着替えを
手伝っていた。以前、元気だった頃は、もちろん、自分でワードローブから服を選び、自分でコーディネートをしていたが、退院後は、そのコーディネートも私の仕事となった。まず。いちいち、うるさい。このパンツは嫌だの、あのパンツに、このシャツは合わないだの。洗濯物をためてしまい、靴下が、パンツと同系色のものがないと、機嫌が悪くなり。私は、自分で言うのも何だが、日本では、センスが悪い方ではないと思っていたが、主人には負ける。小さい頃から、色合わせの感覚など身に付いているよう。

義父との生活から離れ、1つだけ、残念に思うことがある。
義父は、毎朝、新聞(1.5ユーロ)を買いに行き、午前中は、新聞を読むのが日課となっている。そして、午前中ドタバタの私は、ランチの片付けが終わり、義父、主人が昼寝し出すと、義父が読み終わった新聞を読むのが日課となっていた。
この、ネット社会で、そしてこのイタリアで、新聞を読むということがなく、ポルトローナ(肩肘椅子)で、紅茶を飲みながら、新聞を広げるのは、何年ぶりからか、とても新鮮に思えた。
義父が読むのは、もちろん一般紙。
ミラノで、毎年行われるファッションウイークが、2−3週間前にあった。
ちょうどミラノのファッションウイークがあった週に、私たちは、ミラノにいた。
義父も一緒に。もちろん、ここでも、毎朝、車を飛ばして、近所まで新聞を買いに。
その週は、私も通訳の仕事があったり、その他諸々、忙しくしていたので、中々新聞に目を通すことができず。
今回、急遽、自宅に戻り、新聞を整理しながら、目を通すと、ファッションウイーク特集で、数ページにわたり、毎日、記事が掲載されていた。
更に、週末も、ファッション関係のニュースがたくさん。

日本でいうと、例えば、朝日新聞や読売新聞に、Vogueやファッション誌に載るような写真や記事が掲載されているような感じなので、日本人の私からすると、とても新鮮に感じると同時に、やはりこのイタリアは、ファッションの国であることを思い知らされる。
テレビニュースも同じ。ファッション関係のニュースを、普通のニュース番組で、特にファッションウイークの際は毎日、どのようなファッションがトレンドか、報道されている。

それほど、ファッションは、このイタリアに住んでいると、身近に感じる。

もちろん、インターネットで、それぞれの新聞のサイトに入り、読めるが、1つ違うところは、広告。イタリアの新聞の広告は、やはり、ファッションブランド関係が多い。今まで、私が知らなかったブランドなどの広告が一面になっていたり、広告自体を見るのも興味深い。

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