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2017年3月23日木曜日

今週末のローマとミラノ




先週まで、晴天続きでしたが、ここ数日、肌寒く。

昨日から、我が家の桜が咲き始めています。

でも、この天気。

今朝は、寒さだけでなく、雨も降っていますが、頑張って咲き始めている、桜たち。

個人的に色々と解決をしないといけない問題がたくさんあるなか、寒さ、雨にも負けず、けなげに咲いている、私たちの桜を観るのは、感慨深いです。

今週末、土曜日には、ミラノ、モンツァに、ローマ法王のパーパフランチェスコが、訪問されます。そして、ローマでも、記念祭があります。

そのため、ミラノ(モンツァも含み)、ローマと、交通規制や厳重な警戒が予想されています。昨日のロンドン、ウエストミンスターでのテロもあり、週末は、更に厳重な警備が予想されるかと思います。この週末に、ローマ、ミラノへいらっしゃる方は、前もって、交通規制の情報を確認ください。

ローマ http://www.romatoday.it/cronaca/strade-chiuse-roma-24-25-marzo-2017-manifestazioni.html

モンツァ http://www.giornaledimonza.it/index.php/pages/papa-francesco-a-monza-ecco-il-piano-della-viabilita-mappa-1151.html

ミラノ 
閉鎖が予想される道 (参照 http://www.comune.milano.it/wps/portal/ist/it/news/primopiano/tutte_notizie/mobilita_ambiente_energia/visita_papa_modifica_viabilita
  • via Repetti
  • via Marco Bruto
  • piazza Ovidio
  • via Attilio Regolo
  • via Numidia
  • via Salomone
  • via Mecenate
  • viale Corsica
  • via Lomellina
  • piazza Grandi
  • corso XXII Marzo
  • piazza Santa
     Maria del Suffragio
  • corso di Porta Vittoria
  • piazza San Pietro in Gessate
  • via Verziere
  • piazza Cordusio
  • piazza SS. Pietro e Lino
  • corso Magenta
  • corso Porta Vercellina
  • via Vico
  • via Bandello
  • via Bosso
  • via degli Olivetani
  • via Novara
  • viale Caprilli
  • via Montale
  • via Lampugnano
  • via Cechov
  • via De Gasperi
  • via Tesio
今週末は、おとなしく、家にいたほうが良さそうです。
こんなときは、家の庭で、バーベキュー!とも思いましたが、ミラノ、モンツァは、週末まで、天気が悪いようです。。

ちなみに、今週末は、F1シーズン開幕で、オーストラリアGPがあります。
決勝は、日本時間では、26日、日曜14時から。
イタリアでは、朝7時から、Sky Sport F1で、生放送。Rai1 では、14時から録画放送されます。

我が家では、SKYを持っていないので、友人のアカウントを使って、タブレットで観るか、それがダメなら、RAIの録画放送を見ます。
録画放送の場合は、前もって結果をニュースなどで知りたくないので、録画放送での決勝前は、テレビのニュース番組は、見ません。

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2017年3月1日水曜日

DJ Fabo


先週末、ミラノのドゥオモのヤシの木、見て来ました!(先日の記事参照:http://milanoamici.blogspot.it/2017/02/blog-post_21.html 

実際に見てみると、なかなか、良い感じでした。

最近のイタリアニュース。

イタリア在住の方々は、ご存知と思いますが。

数日前、DJ Faboが、亡くなりました。

彼の死について、連日、議論が繰り広げられています。

ミラノ生まれの40歳でした。

生涯、音楽を好み、若い頃は、モトクロスの選手。

そして、その後は、DJとして、活躍されていました。

2014年に、自動車事故で、視力を失い、四肢麻痺の障害を持ち、事故以来、寝たきり状態となりました。

数日前、彼は、スイスの病院で、息を引き取り、天国へと旅立ちました。

彼は、"死"を自ら選びました。

薬剤投与によって、生きる苦しみから解放されることを選びました。

つまり、積極的安楽死です。

イタリア語では、Dolce morte (甘い死)とも呼ばれます。

イタリアでも、以前から議論になっていることですが、法的に認められません。

スイスでは、容認されています。

彼は、亡くなる直前に、このように語りました。

"私はようやく、スイスにたどり着きました。母国であるイタリアの援助のおかげでなく、(国は一切、助けてくれること以前に、聞く耳も持ってくれなかったということを、彼らしい、逆説的な言い回しで表現しています)自分の力で、たどり着きました。この人生、そして、苦しくて、苦しくて、苦しみの地獄から、私を救い出してくれた、ある方に、感謝の気持ちでいっぱいです。"

と。

その方とは、マルコカッパート。政治家でもあります。
ちなみに、現在、自殺幇助の罪に問われています。

彼の隣には、いつも、事故前から付き合っていた彼女が、付き添っていました。

亡くなる前日、彼女は、彼と最後の夜を共にしました。そして、彼女は、"この夜"が終わらなければいいのにと心の中で、望んでいたそうです。

死ぬという決断。

死ぬ程の生きる苦しみ。

生きることでなく、死ぬことに威厳を見いだし、死を選んだ。

色々な記事を読むと、彼本人自身、痛み、苦しみから解放されるためだけでなく、お母様や、恋人に対する、最後の優しさでもあったようです。

それは、政治家であるマルコという第三者に、援助してもらったことにより、家族、恋人が、自殺幇助の罪で、12年の実刑に問われることを避けたことからも、うかがえられます。

DJ Faboが亡くなった直後に、同じスイスの病院で、彼のような状況で、痛み、苦しみから逃れるために、死を選び、息を引き取ったイタリア人が他にもいます。

この、Dolce morte (積極的安楽死)。

さまざまな、意見があると思います。

DJ Faboの健康状態とは比べ物になりませんが。。

私は、主人の病気を通して、日々、"生きる"、"前に進む"ということの難しさを感じ、四苦八苦していますが、この事を通して、死を選んだファボを尊重すると共に、更に、逆に、生きるための勇気をもらった気もします。

DJ Faboの死については、色々と考えさせられます。

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2017年1月24日火曜日

緊急時の対応、そして救急車を呼んだときのこと。

信じ難いことに、地震、大雪の影響で、先週月曜から、電気、ガス、水が復旧していない地域があります。お年寄り、病気の方々もたくさんいられることと思うので、心配です。
私は健康ですが、超冷え性。自分の身に起こったらと考えると、ぞっとします。。
1週間以上も、電気、ガス、水が復旧されないって。。。
理解ができません。

地震、雪崩によって崩壊された、アブルッツォ地方のホテルの救急活動が、まだまだ行方不明者がいる中、続いています。

そして、今日の午後は、雪崩救助のためのヘリコプターが墜落し、乗っていた救助隊員、医師たち6名が亡くなられました。

雪崩の事故について、色々と議論がされていることがあります。

雪崩が起きた当時、宿泊していた、あるファミリー。
子供2人、奥様と休暇を楽しんでいました。
奥様が、頭痛がするとのことで、彼は、ホテルの外に駐車している車の中に、頭痛薬を取りに行っている最中に、雪崩が起き、彼は助かりました。運良く、奥様とお子様2人は、2日後に雪の中から助けられました。
雪崩が起きた当時、彼は、緊急時にかける118へ助けを求め、電話をしましたが、オペレーターが信じてくれず、相手にしてくれなかったとのこと。
そして、数日前には、ホテル側が、除雪などのヘルプを、コムーネ(役所)にメールで依頼。宿泊客が、怖がっているとの描写もしていましたが、もちろん、そのメールも無視。
今朝は、車に頭痛薬を取りに行き、事故を免れた人の上司が、雪崩当時、役所に電話をしたときの、録音された会話が公開されました。全く、話しを信じてくれず、相手にしてくれず、ひどい対応でした。

こんな、残念なことを耳にして、思い出したのが、私が数ヶ月前に救急車を呼んだときのこと。
そのときの、電話の応対と、ほぼ同じでした。(当時の状況について。http://milanoamici.blogspot.it/2016/11/blog-post_13.html)

イタリアでも、大して緊急でもないのに、救急車を呼んでしまうような、常識のない人たちもいます。でも、本当に緊急のときに、しっかりした対応をしてもらえないのは、本当に悲しいことです。

私が、救急車を呼んだときも、オペレーターに事情を説明しても、"飲んでいる抗生物質の効き目がでるまでは、4−5日かかるわけだから、昨日、プロントソッコルソ(救急病院)で処方されたばかりの抗生物質の効き目はまだ出ていないわけだから、救急車を呼ぶほどでない"と、理解不能なことを言われました。で、どれだけ、たくさんの病気を主人が抱えているかを説明しても、全く理解されず、以前、集中治療室で、命が危なかったことやら、風邪1つでも、危険な状態になりかねないことなど、長々と説明して、ようやく、それも感じ悪く、"今から向かわせるから"と。
それから、約40分ほどして、ようやく救急車が到着。この40分は、2時間にも感じられました。救急隊員は、確か、3名いらして、どの方も、とても丁寧で、優しく、フレンドリーでもありました。そして、私を落ち着かせてもくれました。

今回の事故で、メディアでも、救急隊員の方々のことを、ヒーロー、英雄と言われています。

たくさんの救急隊員が毎日、夜遅くまで、生きていることを信じ、救助活動をされています。

救急隊員の方々は、プロフェッショナルで、本当に優秀な人たちばかりだと思います。

でも、その一方で、オペレーターや、役所の対応の悪さには、本当に呆れてしまいます。

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2016年10月27日木曜日

また地震

昨夜、また地震がありました。

イタリア中部。

震源地は、マルケ州のMacerata。

まず、夜7時10分に、マグニチュード5.4、震源の深さ、9.3キロ。
ローマの外務省本部でも揺れ、外に出て避難したとか。



更に、夜9時18分、マグニチュード5. 9、震源の深さ、8.4キロ。




この2回目の地震は、本当に怖かったようです。

多くの建物が崩壊。

現地の様子の写真は、こちらから。
http://www.tgcom24.mediaset.it/cronaca/foto/terremoto-nel-centro-italia-la-paura-corre-sui-social_3006041-2016.shtml

余震は、まだ続いています。

義父が住むウンブリア州、カンナーラもかなり揺れたらしく、怖い思いをしたらしいです。食卓の電気のランプが揺れ、腰掛け椅子も揺れたと。

ちょうど、昨日は、サッカーの試合がたくさんあり、義父に関しては、少し、気持ちが紛れたみたいですが、2回目の揺れの後は、みんな本当にびっくりして、近所の人々は、外に出ていたらしいです。

地震。。本当に怖いです。

そして、500キロも離れて、1人で住む義父のことを思うと、心配になります。

2回目の大きな地震があった震源地のUssitaの市長が、80%の家が、崩壊したと。。

避難者は、3000人にのぼるとか。

Ussitaは、義父が住むカンナーラから、50キロも離れていないところ。。

まだまだ余震は続いていますが、今後、大きな地震が来ない事、そして、特にたくさんのお年寄りの方々がいらっしゃると思いますが、朝晩の寒さで、身体を壊さないよう、そして、少しでも早く、気持ちが落ち着く環境ができることをお祈りします。

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#イタリア #地震


2016年10月6日木曜日

SUSHI

今朝は、プーパの入浴。

ネズミみたい。



セクシーショット。

プーパ、3年前に出産をしました。私たちとしては、予定外、想定外だったのですが。

4匹お腹の中にいて、出産して、家に仔犬たちと共に、連れて帰り、数時間後に、未熟児だった子の1匹が、亡くなってしまうという悲しい出来事もありましたが。。



ラッキーなことに、飼い主をすぐに見つけることもでき、それぞれ、愛情たっぷり、暮らしています。

チワワは、イタリアで(日本もでしょうか)人気のワンコ。仔犬を購入するには、1000ユーロ以上はかかります。ちなみに、プーパは、1200ユーロでした。

今回は、プーパの話しでなく、プーパの娘について。

この子。ほんと、マイペースで、よく食べる子でした。イタリアでは、生後2ヶ月までは、母犬が育てないといけないという決まりがあるので、それまでは、我が家で、プーパがちゃんと仔犬達を育てていました。
この子の新しいマンマ、当時大学生だった、ミラネーゼのクリスティーナや他の仔犬の新しいマンマたちも待ちきれず、何度も我が家に、仔犬達を見に来て、日々の成長する姿を、写真やビデオで、whattsappで送っていました。
で、あるとき、名前を決めてくれれば、新しい名前で呼び始めるからと、新しいマンマたちに伝えると、即、クリスティーナがメッセージして来ました。

"SUSHIに決めた!"

と。

スシって。。。つまり、寿司。お寿司のこと。笑ってしまいました。

イタリアでも、SUSHI、大人気です。オシャレでトレンドなSUSHI。

クリスティーナとしては、私が日本人だから、そして、SUSHI、流行で、かっこいいイメージだから、SUSHIにしたんでしょうが。

ま、イタリア語的に言うと、スーシーとなるので、響きは、可愛いかなと、意味もなく私が納得、妥協し。笑

ミラノに限らず、イタリアの町には、SUSHIレストラン、SUSHI Barがたくさんあります。SUSHIブームです。
スーパーのお惣菜コーナーや鮮魚売り場にも、パックに入った、握り寿司が陳列されています。最近では、私も、"妥協して"、スーパーのは、たまに買っています。家で友人たちが集まったときに、アペリティーボや前菜として、使えて便利。

 "妥協して"というのは。

イタリア在住の方々はよく状況がわかっていると思いますが。

ほとんどのSUSHIレストランは、Made in Japanではないんです。
大体が、中国人経営。だから、シャリの量が多く、握り方ももちろん、日本のお寿司のように繊細でなく。魚の鮮度も本当に大丈夫なんだろうか。。と思いながら、2−3回、ミラノのSUSHIレストランで食べたことがあります。
中華料理のお店で、SUSHIを出すところも少なくなく。

普段、日本食を食べないし、日本料理のお店に行く機会もないので、ミラノの日本食のお店に関しては、全く疎いのですが、数年前に、一度行った、お寿司やさん。これは、中国人が作るSUSHIレストランでなく、日本人が作るお寿司が食べれるお寿司屋さん、Basara http://basaramilano.it/en/。オススメです。お店の雰囲気もよく、しかも、リーズナブルでした。そして何より、私が嬉しいのは、ワンコ連れでも大丈夫。大型犬を連れて、お寿司食べてる人もいました!

そして、今日読んだ新聞の記事。

ミラノで、"SUSHI食中毒ブーム"とのこと。
特にマグロと青魚らしいです。
今年1月から8月までで、38件、SUSHI食中毒で、病院に入院されたケースが、ASL(保健所)に通報されたと。
その記事には、SUSHIは、日本料理のうちの1つであり、と紹介されていますが、
ここイタリア、そしてミラノでは、たくさんのSUSHIレストランが"Made in Japan"でなく、中国人やもしくは他のアジアの人々が作る、本物でないSUSHIレストランで氾濫していて、イタリアでは通用している現実が残念です。

この食中毒問題のSUSHIは、お寿司でなく、SUSHIだったに違いないと思わずにはいられません。


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2016年10月3日月曜日

スーパーマーケット



10月に入ったのに、太陽が眩しく、まだまだサングラスが手放せないです。

秋晴れというより、春のような感じ。

この週末のニュース。

スーパー、エッセルンガの創立者、そして経営者でもあったCaprotti氏の死去。
来週91歳の誕生日を迎える前に、旅立たれました。
エッセルンガは、ミラネーゼにとって、日常生活で一番身近な存在。
きっと、ミラノ、北イタリア在住の日本人の方々にとっても同じことと思います。

若い頃、アメリカで学び、一旦イタリアに戻るものの、再度、アメリカに旅立ち、アメリカの大手スーパーを参考に、1957年、イタリアでスーパーを開業。

現在では、150以上の店舗があり、年間7miliardiユーロ(ミリアルドが英語だとビリオンだから、70億のはず。。)の売り上げ。そして、従業員数、29000人。

エッセルンガは清潔感があり、スーパーの中も明るく、洗練した雰囲気があります。
そして、重要な、質と値段。
野菜、果物共に、他のチェーンスーパーに比べると、断然新鮮で美味しい!
夏は、特に、スイカが美味しいです。
値段は、少し高めですが、他のスーパーで安い腐った果物や、まずい野菜を買って、即捨てることを考えると、エッセルンガは、信頼性があります。

ちなみに、スーパーに関して、私は、エッセルンガ以外は行きません。
ってぐらい、エッセルンガファン。

でも、多くのミラネーゼが、私と同じように思っています。

エッセルンガのポイントカードで、ポイントを貯めて、カタログから好きな商品を選べたり、または、現金化できるのも、魅力で、人気です。

カプロッティ氏。実は、私たちが住むアルビアーテ出身。
この近所に、大豪邸があります。
近年このアルビアーテに住んでいたのかは知らないけど。

カプロッティ氏のような、ビジネスリーダーが亡くなるのは、本当に残念です。
最近、このエッセルンガ、フランス系某大手スーパー、もしくは、米系に売却されるのでは、なんていう、嫌な噂もあります。

そして、家族問題、遺産相続問題などで、数年前から裁判沙汰になっています。

Made in Italyのスーパー、そして私たちが住むこのアルビアーテ出身のカプロッティが作ったエッセルンガ、今のまま、ずっと、私たちの大好きなエッセルンガでいてほしいと願ってしまいます。

ちなみに、今朝は、お葬式が行われたようです。
喪に服し午前中は、すべての店舗が休業。

昨日、買い物に行くと、レジの女性たちが、お葬式に参列するだの、おしゃべりしていました。

エッセルンガを作りあげ、そして、ここまで大きく成長させたカプロッティ氏。ミラネーゼのみに限らず、たくさんの人々に愛されたエッセルンガを作られたカプロッティ氏に、哀悼の意を表すとともに、感謝の気持ちでいっぱいになります。

安らかなるご冥福をお祈りいたします。

さて、話しはガラッと変わり。

私たちの週末は、スカールの去勢手術と思っていたら、勘違いで、血液検査のみ。

今は、血液検査の結果待ちです。


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2016年8月24日水曜日

イタリア中央部地震

朝方、3時半、イタリア中央部で地震がありました。

マグニチュード6。震源地は、Lazio州のRieti市、Accumoliから2キロ、Amatriceから10キロ。Abruzzo, Umbria, Marcheをまたがり、たくさんの被害者がでています。

現時点で、死者は37名に増え、まだまだ生き埋めとなっている人々が、少なくとも2500名はいるとのこと。

輸血のための血液が足りないとのニュースも入ってきています。

そして、この大惨事の中、救急隊がなかなか来ないこともニュースになっています。

義父の家があるウンブリアのカンナーラでも、揺れたとのことで、友人、近所の人たちは、かなり怖い思いをしたようです。

早朝のこのニュースで、義父は友人たちに電話をして、被害がなかったか確認。私たちも、友人たちに連絡をし、無事を確認。

まだまだ休暇シーズンのイタリア。たくさんの旅行者も被害に巻き込まれてしまったのではと思われます。

時間が経つとともに、被害状況を少しずつ把握している、現状況。

亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に合われたたくさんの方々のお見舞いを申し上げます。

普段、朝11時半からのニュースが始まる前にテレビを付けるのは嫌がる義父も、今日は朝からずっと、テレビニュースに釘付けです。


2016年7月15日金曜日

ニース

朝起きて、いつものようにテレビをつけると、ニースが大変なことになっている。

また、テロ。

また、フランス。

今のところ84人の犠牲者が確認されたとのこと。

その中には、たくさんの子供たち。

花火を楽しむ家族連れ、たくさんの子供たち、夜の散歩をするカップル。

それは、美しいはずの光景なはずなのに、一瞬にして、戦場へと。

頻繁に起きているテロ。

あまりにも大勢の人が、亡くなりすぎている。

ニースは、ここから、350キロ。

ちょっと週末に車で遊びに行ける距離。

悲しみ、怒り、どうすることもできない虚しさを感じながら、TGCOM24を観ている。

テロが頻繁におき、罪のない人々がたくさん殺されていること、我々はどのように、子供たちに説明することができるのだろうか。



2016年5月25日水曜日

今朝のニュース

今朝起きて、大ニュース。

フィレンツェが大変なことになっています。

水道管が壊れ、ポンテベッキオ近くのアルノ川沿いの地面が裂け、付近の車が埋没状態。。

下のリンクで、写真参照ください。

http://firenze.repubblica.it/cronaca/2016/05/25/news/firenze_voragine-140542974/

そして、今朝の我が家。

体重測定。

ダイエット開始して、3週間が立ち、今朝体重計に乗ると。

Fitbitオタクの主人は、3週間で8キロ痩せ、プチダイエットの私は、2キロ痩せました。

成果が数値になって出ると、更に頑張りたくなります。今朝は、3年は、やっていなかったヨガまでしてしまいました。




2016年4月23日土曜日

アルバニアに出稼ぎ

昨夜、テレビのニュースで。

海外に移行されているコールセンターについて。
日本でも、コールセンターが中国に移行されているように、イタリアでもコールセンターが、海外、ルーマニアやアルバニアへ移されています。
もちろん、企業としては、コスト削減のため。
ここまでは、日本と同じと思いながら、ニュースを聞いていましたが。

ニュースでやっていたのは、アルバニアのケース。
まずは、イタリア語を勉強して、コールセンターで働くアルバニア人が、イタリア語で流暢にインタビューに答えていて、まるで、日本語をしゃべるコールセンターの中国人のような感じ。

しかし、ここからが違います。

イタリアの若者たちが、アルバニアのコールセンターで働くケースも。
もしかしたら、コールセンターに限ったことではないのかもしれないけど。
イタリアのカラブリアからアルバニアに職を求め、コールセンターで働く若者がインタビューで、"イタリアに未来が感じられないから、アルバニアに来て、働いていて、今は満足しています。"と。

"日本に未来が感じられないから"と、職を求めて、中国やアジア諸国、海外に出る人を想像することは、難しい。

今まで、そして今でも、アルバニアやルーマニア、東欧から、出稼ぎで、イタリアに来る人々が多いけど、イタリアからアルバニアに出稼ぎをするパターンもあるのは、改めて、イタリアの経済について、そして就職難について、思い知らされます。

そういえば。

義父のポーランド人の彼女、彼女もバダンテ(介護)の仕事のために、ポーランドに旦那と息子を残し、イタリア、義父の元に出稼ぎにきていたけど、ここ数年続くイタリアの不景気、物価の高騰、以前のイタリアに比べて、住みにくくなってきて、ポーランドの方がよっぽどいい!と、数年前にぼやいていたのも思い出します。

そして、去年知り合って以来の友人、イタリア バジリカータ州のマテーラに住む、21歳のジュゼッペ。

彼は、Elettrocista (エレットロチスタ、電気技師、エンジニア)としての仕事を探しています。とても礼儀正しく、繊細、そして頭が良く。エンジニアとしても優秀で、うちに来たときに、ずっと壊れていた、食器洗い器を簡単に直してしまいました。ちなみに、数年前に、メーカーに問い合わせ、一度エンジニアが家に来ましたが、もう寿命で、買い替えるしかないと言われて、あきらめ、放ったらかしにしていた食器洗い器。見事に生まれ変わり、毎日活躍しています。

彼、去年、ある大手電機企業の面接に行き、もちろん優秀だから、採用。
でも条件付き採用。
それは、誰かが、社内で辞めない限り、本採用にならないということ。。"空きがでたら連絡します"と。彼としては、もちろん待っていられないので、新たに探すことに。

次に思い立ったのが、ガールフレンドが働く、イタリア軍隊で、エンジニアとして働くこと。イタリアの徴兵制度が廃止されたのは2005年ですが、このイタリアの就職難、軍隊で働くことを志願する若者、少なくないです。

ちょうど、今年2月、私たちがウンブリアで生活しているときに、ジュゼッペが、最終選考のために、同じウンブリアのフォリーニョに来ていて、最終選考が行われる施設に送りに行ったところ、100人以上の若者がいました。最終的に選抜されるのは、10人程度。3日にわたり、選考があり、1日目選抜されなければ、その場で退場。つまり、毎日選考が行われ、その場で切られていくシステム。ジュゼッペは、最終日まで残り、めでたく、本採用となりました。そして、4月から、マルケ州の軍隊施設で働き始め。

入隊式が、今月末にあるとのことだったから、見に行くことを楽しみにしていたら。。

10日ほど前に、主人がwhatsappでメッセージを送ると。"色々と問題があって、この仕事、続けられないかもしれない"と。その後、4日後には既に辞めていて、実家のマテーラに戻っていました。メッセージを送ると、"自分がやりたいことと違った。自分が何をすべきか、どうしたらよいのかもわからなくなってきた"と混乱している返事が返ってきました。主人は、"今時の若者と違い、落ち着いていて、大人びていて、頭がよくて、優秀。しかも繊細だから、上から相当いじめられたんだろう"と。
軍隊という特殊な環境で働くことのむずかしさを目の当たりにしたジュゼッペ。

イタリアの若者の就職難。日本では信じがたいほどの就職難。日本にいるとなかなか見えないイタリアの就職難。才能、夢があり、将来に希望を描くイタリアの若者たち、様々ですが、未来に向かい、それぞれが持つ創造性で、前に進もうと、もがいています。




2016年3月31日木曜日

ベジタリアン

最近のイタリアの話題として、ベガーノ(Vegano)、つまりベジタリアンが増えているらしい。

昨夜も、某テレビ番組で、ベガーノについて、討論。

統計的に、肉の消費がここ5年で、5%減少しているとのこと。その理由としては、ベジタリアンの増加と共に、この不景気で、肉を買わない傾向があるとのこと。もちろん、肉より野菜の方が安いから。

ベジタリアンの意見としては、動物を殺してしまうのは残酷だからという意見から、肉、魚、乳製品を省き、野菜、果物のみを食べるベジタリアンの食生活の方が、健康に良く、長生きするからとの意見。

一方、ある病院の栄養学の先生は、人間は、元々大昔から、まずは狩りをして、そして農業を発達させてきたわけだから、バランスよく、肉、魚、野菜を食べるべきと。"魚からは、オメガ3を補える"と一例を言うと、ベガーノ派の医師が、"オメガ3は、Noci (ノーチ、クルミ)から摂れるからノーチを食べればいいんだ!"と感情的になり叫びまくり。

個人的には、菜食主義にする事で、長生きするとは思えないし、この討論で思い出すのは、義父。義父は、毎日アルコール依存症のため、たくさんのワインを飲まずにいられず、食事は、ワインのつまみ程度でいいらしい。つまり、ワインさえあれば、食事はどうでもいい。ただただ、パスタなどのプリモやメインのセコンドは飛ばしても、毎食忘れてはいけないのは、前菜の生ハム、そして食後のチーズ、パルミッジャーノ、そして果物の梨に、クルミ3個。クルミ2個でもダメ。本人曰く、利尿作用があり、腎臓にいいらしいから、薬みたいなものなんだと。クルミは食べても、他の野菜はほとんど食べず。温野菜はたまに食べるけど、生野菜は大嫌い。なのに、84歳で元気はつらつ。ちなみに、視力もアフリカ人並に良い。だから、私の中では、菜食主義が長生きするとは、一概には言えないと思う。余談だけど、さっきミラノの叔母から電話で、義父と電話で話したら、パスクア(イースター)時期に飲む赤ワイン、ウンブリア州カンナーラ産で非常に美味しいVernaccia ヴェルナッチャ、10リットル買って、既に5リットル飲みつくしたらしい。
ヴェルナッチャを味わえなかったのを残念と思うと同時に、義父は特に赤ワインは1杯でも飲むと下痢をして、下着、ベッドを汚しまくり大変なことになるので、パスクア前にミラノに戻ってきてよかったと、ほっとした。

話しは、"飲"でなく"食生活"に戻し。
私自身、小さい頃から、お肉をほとんど食べず、魚、野菜中心の生活。でも、たまには、お肉も美味しく食べ。イタリアに来て、最初の2年は、肉中心の生活に変わり。主人は、魚も好きだけど、魚は肉より高いし、もちろんお肉も大好きだから。そして、2年前の入院騒動以降、退院してきてからは、私たちの食生活は更に大きく変わりました。糖尿病、腎臓病、そして慢性リンパ性白血病を抱えている主人、去年からミラノの病院の栄養士のところにも通い、ダイエットのため、かなり小食になり、肉、魚、野菜、果物を"バランス良く"食べるようになりました。そしてランチで食べるパスタの量も70gと減らし。バランス良く食べると、身体が楽になるみたいで、自然とお肉を食べたい欲求がなくなるみたいです。お肉は、パスクアや祝日、そして友人や親戚が来たとき、あとは週に2−3回食べるのみ。お肉を食べたいと思わないときは、1週間以上、肉類を全く食べないこともあったり。

結局、食べた後に、身体の中から気持ちがいいと思うような食事が、一番健康に良いのではと。それは、人それぞれ、菜食主義を選ぶ人もいれば、毎食生ハムがないと生きて行けない人もいたり、それぞれのスタイルで良いのではと思う。

昨夜の一皿。Peperoni e zucchine ripieni (赤ピーマンとズッキーニの肉詰め)




2016年3月8日火曜日

ファッションの国

イタリアはファッションの国と言われている。
そして、実際に、ファッションの国である。

友人や家族の間でも、誰々は、服のセンスが良いだの悪いだの
話すことが多い。
私の場合、親戚と会うときも、着ている洋服やアクセサリーについて、鋭く観察されているから、手抜きできない。そして、綺麗な色使いなどは、お互いで褒め合い。

そして、色使いなども、日本人の感覚とは全く違い、国民性か、小さい頃から、
養われているからか、センスが良い人が多い。
もちろん、センスゼロで、全く服装に気を使わないイタリア人も大勢いるが。

身近な事から言うと。
主人が長い入院生活から退院して、最初の頃は、服を着るのも一苦労で、私が着替えを
手伝っていた。以前、元気だった頃は、もちろん、自分でワードローブから服を選び、自分でコーディネートをしていたが、退院後は、そのコーディネートも私の仕事となった。まず。いちいち、うるさい。このパンツは嫌だの、あのパンツに、このシャツは合わないだの。洗濯物をためてしまい、靴下が、パンツと同系色のものがないと、機嫌が悪くなり。私は、自分で言うのも何だが、日本では、センスが悪い方ではないと思っていたが、主人には負ける。小さい頃から、色合わせの感覚など身に付いているよう。

義父との生活から離れ、1つだけ、残念に思うことがある。
義父は、毎朝、新聞(1.5ユーロ)を買いに行き、午前中は、新聞を読むのが日課となっている。そして、午前中ドタバタの私は、ランチの片付けが終わり、義父、主人が昼寝し出すと、義父が読み終わった新聞を読むのが日課となっていた。
この、ネット社会で、そしてこのイタリアで、新聞を読むということがなく、ポルトローナ(肩肘椅子)で、紅茶を飲みながら、新聞を広げるのは、何年ぶりからか、とても新鮮に思えた。
義父が読むのは、もちろん一般紙。
ミラノで、毎年行われるファッションウイークが、2−3週間前にあった。
ちょうどミラノのファッションウイークがあった週に、私たちは、ミラノにいた。
義父も一緒に。もちろん、ここでも、毎朝、車を飛ばして、近所まで新聞を買いに。
その週は、私も通訳の仕事があったり、その他諸々、忙しくしていたので、中々新聞に目を通すことができず。
今回、急遽、自宅に戻り、新聞を整理しながら、目を通すと、ファッションウイーク特集で、数ページにわたり、毎日、記事が掲載されていた。
更に、週末も、ファッション関係のニュースがたくさん。

日本でいうと、例えば、朝日新聞や読売新聞に、Vogueやファッション誌に載るような写真や記事が掲載されているような感じなので、日本人の私からすると、とても新鮮に感じると同時に、やはりこのイタリアは、ファッションの国であることを思い知らされる。
テレビニュースも同じ。ファッション関係のニュースを、普通のニュース番組で、特にファッションウイークの際は毎日、どのようなファッションがトレンドか、報道されている。

それほど、ファッションは、このイタリアに住んでいると、身近に感じる。

もちろん、インターネットで、それぞれの新聞のサイトに入り、読めるが、1つ違うところは、広告。イタリアの新聞の広告は、やはり、ファッションブランド関係が多い。今まで、私が知らなかったブランドなどの広告が一面になっていたり、広告自体を見るのも興味深い。

2016年3月7日月曜日

ミラノにスターバックス上陸予定!

数週間前のニュースで、来年、2017年に、イタリア初のスターバックスがミラノにできるとのこと。

イタリアにスターバックス。

なんだか、妙な感じもするが。

それは、イタリアには伝統のコーヒー(エスプレッソ)文化があり、コーヒーの味にはうるさい。こだわりがある。スターバックスのコーヒーとは、別物である。

イタリアはバール文化。バールで、朝仕事前に、コーヒーを一杯、立ち飲みをし、お昼食べ終わったときに、またコーヒーを飲み、友達と待ち合わせをするのもバールだったり。
アペリティーボ(一杯飲みながら、おつまみを食べる)ができるバールもたくさんある。
スターバックスは、コーヒーを飲みながら、お店に流れるジャズを楽しみ、ゆっくりくつろげるソファーがあり、ちょっとPCを使い、仕事を片付けられる空間でもあったり、友達とおしゃべりを楽しむ空間でもある。都内で、イタリア語を、個人レッスン受けていたのも、スターバックス。イタリアのバールでは、バールで仕事をしたり、ましては語学レッスンをしたりなんてことは、あり得ない。あと、読書をしたりなんてことも、スターバックスでよく見かける光景だが、イタリアのバールではあり得ない。

果たして、スターバックス、このイタリアで、受け入れられるのか。
多少の疑問は個人的に感じるところだが、ミラノだからこそ、うまく行くのではとも思う。ここ数年、ローマに行っていないから、なんとも言えないけど、ミラノは、比較的、インターナショナル。バールやちょっとしたティールームなど、ロンドンにあるような、モダンでおしゃれなお店もよく見かける。特に、中心街に。やはり、イタリアの若者に好まれるんだと思う。
そして、ミラノには、外資企業もあるし、ファッション関係の人々もたくさんいるから。
ミラノでは、現在、イギリスのマフィン、カップケーキが流行っていたり。
カップケーキの専門店もあったりするから、スターバックスも、きっと流行るのではとも
思う。開店したら、行ってみたいと思う。


更に、アメリカ企業進出のついでに。
ナポリにアップルが進出するとのこと。iOS App Development Centerを開設し、アプリ開発の指導などをするらしい。
アップルが脱税で、イタリアの財務警察に調べ上げられ、問題に。その解決策の1つとして、アップルが、イタリア政府に、ナポリでアップルを作ることにより、雇用を増やすとの打診。政治的進出である。





化粧品の衝動買い

この悶々とする普段の日常については、こちらのブログ、“ピアノピアニーノ”  https://ameblo.jp/pianopianino/ に書いていますが。 週末、久々のミラノでの衝動買い。 化粧品! ミラノは週末によく行っていても、あまりゆっくりショッピン...