2016年11月4日金曜日

冒険的エルバ旅行、マザコンそしてパニック発作


そうなんです。

これ、電車の切符。

3枚。

大人2枚、犬1枚。

犬って大人の金額の半分取られます。

行きは、車。

帰りは、電車で帰ってきました。

現在、我が家には2台の車があります。

チンクエチェントとスマート。

チンクエチェントで行くつもりでしたが、自動車保険が数ヶ月ほど切れているので、スマート車で行くことにしました。

チンクエチェントで行ければよかったんですが。

だったらちゃんと保険払え!って感じでしょうが。

この辺の近所のスーパー、そしてミラノあたりまでは、普通に(とはいえ警察に遭遇しないように)運転しています。

ちなみに、イタリアでは30%以上の車が自動車保険払っていないとか。

ま、だからって、良い事ではないのですが。。
こういうところは、とってもイタリアーノな主人。
私も、すっかり慣れてしまいました。
数年前、ウンブリアで、自動車保険払わないのが警察にバレたことがあり、ちょっと大変なこともありました。

さすがの主人も、エルバまで行くのに、ピオンビーノでフェリーに乗せるときに、テロ対策もあり、チェックが厳しいのではと思い、ちゃんと自動車保険がかかっているスマートで。

うちの中古のスマート。とりあえず、荷物も大して入らないから、ヴィトンの旅行バッグに2人分の洋服を入れ、化粧品や薬などを入れたバッグ、プーパのトイレシートやら食べ物を入れるバッグ、そして、私の靴一足を詰め込み、出発。

ピオンビーノまでは、ミラノから400キロと、大した距離ではないけど、ちょうど連休で、渋滞を予想し、早朝出発。

それが、ミラノ抜けるまでに、2時間かかり、その後は、全く渋滞なく。

予約していたフェリーに乗れず、車中から、予約変更。

フェリー会社のメール、電話対応、早いです。

変更料、確か30ユーロぐらいかかりましたが。

無事、ピオンビーノに着き。

想定内としていた、テロ対策のチェック、全くなく!

この時期に、こんなに安全対策が緩くてよいの??と、ちょっと呆れてしまいました。

そして、無事、エルバに着き。

エルバって、カーブ、坂道ばかり。

エルバ到着後、ホテルまで向かうのに、5キロほど走らせたところで、エンジン故障。

予約していたホテル、少しビーチから離れていて、カーブ、上り坂が多く、スマート車、徐行運転で、上り。

と言うのは簡単だけど、車中、大げんか。

そして、なんとか、無事、ホテルに着き。

まず、修理の人を探すために、ホテルの人に状況を説明し。

でも、私たちが着いたの、金曜の夜。

そして、ちょうど、小さな休暇のときだから、次の日の土曜に見てもらう修理の人が見つからず。月曜まで待つようにと。

次の日、まだまだ楽観的だった私たち。

ホテルから15キロ離れた、近くのMarciana Marinaの海を見がてら、車の修理場を探しに。

1つ空いているところがあり、見てもらい、30ユーロ払い、何か部品を変えてもらい、

私たち、大喜び。

完治はしなくても、とりあえず、この休暇、そして、ミラノに帰るのには問題ないかと思いながら、車も動くようになり、走らせていたら、10分後。

また動かず。

止まりました。

煙もたくさん出し始め。

そこから、また、その状態で、修理してくれるところを探し。。。。

もちろん、大げんか。

プーパは、車酔いするし。

最悪。

そして、運良く、1件、開いているところ(というかお昼過ぎていて、責任者が、鍵閉めるところでした)を見つけ、状況を説明し。
というか、車から煙出ていたから、状況説明するもないのですが。

でも、実際修理できる人が月曜にならないといないとのことで、私たちは、一台他の車をレンタル。フィアットのパンダの新車を3日150ユーロと、良心的な値段で借りることができ。

そして、月曜。

最悪の自体、それなりに予想はしていたのですが。

そうです、エンジン、全く使えないものになっていました。

エンジンに関しては、今月旅行から帰ったら、モンツァで買い替えることにしていたんですが。。

そこまで、状態が悪いとは思わず。

また大げんか。

エンジンを探して注文するにも、そこはミラノでなくエルバ。

そして、次の日の火曜は、祝日。私たちがミラノに戻る日。

車は、修理のためエルバに置いていくしかなく。

じゃあ、どうやって、ミラノに帰るわけ?と。

車ばかり使っている私たちは、途方に暮れながら、更に大げんか。

まず、思いついたのは、レンタカー。

ピオンビーノからレンタカーしようと。

AVIS がピオンビーノにあり、電話すると、 1時間後にオフィスは締まり、翌日は休日のため、クローズとのこと。

そして、Hertzが、ピオンビーノではなく、少し離れている町にあるとのことで(名前忘れた)、電話すると、借りれる車がないと。

じゃあ、どうする?

最悪、電車。。

その前に、私、

"アルベルティーノ(近所の若者の友達)に、迎えにきてもらおう!"

と。

30歳近い、車、運転好きの、暇人の若者。

私たちも、彼のマンマのために車貸してあげたり、数年前は、一緒に住むマンマと恋人が、電気代払えず、200ユーロぐらい貸してあげたこともあったり、最近では私たちは、庭の掃除をお願いしたり、お互い、何かあると、助け合っている仲。

だから、ピオンビーノまで来てくれるかと、私は99%、確信していたのが。

"マンマが危ないから、ダメって。"

30近いのにー!!!

さすが、マザコン。

マザコンについて、つい最近もテレビとかで話題になっていたところ。

不景気もあるから、就職できず、独立できずに、親と住む若者が多いけど、マンマたちも、テレビのインタビューに答えていて、"うちには30過ぎの息子がいて一緒に住んでいるけど、なんで外で1人で住まわさないといけないの。一緒に住んで何が悪いの?"と。
マンマもマンマで、息子も息子。

現実に戻り。。

アルベルティーノは迎えにきてくれない。。

じゃあ、電車。

電車しかなく。

電車で帰ってきました。

しかも、フレッチャロッサは、すべて満席。

というか、フレッチャロッサ、あまり関係なく。

ピオンビーノマリッティマ〜カンピリアマリッティマ

カンピリアマリッティマ〜ピサ。

ピサ〜ミラノ

乗り換え2回。

レジョナーレ(普通列車)でミラノまで。

ピサまでは、時間通り。

ピサからも、時間通りに出発して、イタリアの電車も改善されているじゃない!と思いきや。

駅名覚えていないけど、まだトスカーナ内で、電車が停まりました。

10分以上止まり、何かおかしいとみんなが思ったところ、

"運転手が、パニック発作起こして、今、救急車を呼び、あとは、代わりの運転手を待っているから、いつ発車するかわからない"

と。

Attacco di panico - パニック発作-って。。。。。

1時間半ほど、停まってました。

さすが、イタリア。

そのアナウンスの後、みんな、家族や恋人に電話やメッセージ連絡。

みんな、イライラ、呆れながら、家族達に、運転手がパニック発作になったから遅れている旨連絡。

23時20分にミラノチェントラーレに着くはずが、1時に到着。

そして、ミラノチェントラーレも、普段全く行くことのない私たち。

出口の表示が、いくつかあるのに、行ってみると、出口がほぼ閉鎖。

主人は、駅員に聞きつつ、怒鳴り出し!

難民問題のせいで、警備が厳しくなっているのか。

"開いている"出口にようやくたどり着き。

たくさんの警官がいました。

そこから、私たちは、タクシーに乗り。

友人の旦那さまが、タクシーの運転手をしているから、迎えに来てもらい、

無事、帰還。

ほんと、長い1日でした。

エルバ、あと一度、近いうちに、車を引き取りに行かないとです。

エルバまで、どうやって行くか、考えないと。。

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2016年11月3日木曜日

エルバでの食事

毎夕食は、ホテル内のレストランで。

宿泊代に、一人当たり、13ユーロ追加すると、夕食も込みにできます。

安い。

そして、料理の質が高く。

毎晩、夕食は大満足。

シェフは、若いイタリア人の男の子でした。

一言で言うと、すべて、とても繊細な味。

油、塩分も控えめ。

ほぼすべての野菜は、ホテルの菜園の採りたてで、新鮮。

結局、初日のみだった、フォッカッチャや黒パンも、とても美味しく。

その後、客が多く、パンは、普通のパンのみとなり、少し期待はずれ。

セコンドのときに、野菜ビュッフェもあり、生野菜、生トマトのほか、ズッキーニや人参、カリフラワーなど。

とっても美味しかったです。

そして、ドルチェも。全部手作りで、どれも美味しい!

外で美味しいものを食べると、家で試したくなります。

食事の一部。忘れないようにメモ代わりに。
今後、自分で再現するときのために。

 魚介のカンネッローニ。小海老や細かくしたイカをベシャメルソースで絡め、ペペローニも細かく刻んだのが入っていて、少しシャキシャキと歯ごたえがあって、美味。
これから、オーブン料理が増える冬の季節に使えそうなメニュー。

基本、ブロッコリーのパスタ。でも、ミニトマトが入っているのと、あとアンチョビが、私は普段オリーブオイルで溶かすけど、ここでは、アンチョビがごろっと入っています。
ベーコンみたいに見えるのが、アンチョビ。

リンゴのトルタ。これが、とっても美味しかった!
レシピを聞いておけばよかった。
あとで、ネットでレシピ検索。
とっても柔らかくて、美味しかった。

 カボチャクリームとパンチェッタのパスタ。カボチャクリームとはいえ、生クリームなど入っている感じではなく、雰囲気では、カボチャポタージュに絡めた感じ。

タコとジャガイモ。タコが、とっても柔らかかった!
タコとジャガイモのサラダは、よくイタリア家庭でも作られるし、うちでも作るけど、タコは、高い。。それに、ここまで柔らかいタコは、ミラノで見つけられないと思う。。
家では、再現できないメニュー。

ティラミス。とっても美味しかった。でも、ティラミスは、自分で作るのが一番美味しい!と自負。

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エルバの海

1つ、ラッキーだったことは、天気に恵まれたこと。

夏でないこの季節、観光客は誰もいないかと思ったら、フェリーはたくさんの人が。

あと、ホテルも、トレッキングをするイタリア人たちがたくさんいました。

確かに、ホテルも、予約しづらかったです。

それでも、夏のシーズンより、ゆったり、のんびり。

あるレストランの店員も、この時期が、いちばん綺麗でのんびりできる時期と。

海については、言葉が必要ないぐらい、美しく。









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#エルバ島


エルバ島へ!

休日を利用し、週末にかけて、エルバ島に行ってきました。

エルバ島は、ナポレオンの別荘があるところで有名。




エルバ島に入るためには、Piombino(ピオンビーノ)からPortoferraio (ポルトフェッライオ)までフェリーで行きます。フェリーに乗っている時間は、40分ぐらいかと思います。

エルバ島では。

私たちは、海辺でのんびり。

美味しいものを食べ。

毎日、新鮮なお魚を食べていました。

連日、20度。

日差しも強く、ミラノに比べれば、ずっと気持ちのよい天気。

毎日、海岸沿いを散歩。

海の音、海の香りを感じながら。

主人の祖父が別荘を持っていて、小さい頃、毎年行っていたエルバ島。

懐かしの場所などを周り。

と、ここまで話すと、とてもパーフェクトな休暇のように聞こえるのですが。。

ほんと、大変でした。。

何が大変かって。。

ミラノの友人にヘルプを求め、メッセージしたときは、最後に、"でも、エルバ、とっても綺麗だし、まずは、ポジティブに考えれば、忘れられない休暇になったじゃない!"と励まされ。。。

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2016年10月27日木曜日

また地震

昨夜、また地震がありました。

イタリア中部。

震源地は、マルケ州のMacerata。

まず、夜7時10分に、マグニチュード5.4、震源の深さ、9.3キロ。
ローマの外務省本部でも揺れ、外に出て避難したとか。



更に、夜9時18分、マグニチュード5. 9、震源の深さ、8.4キロ。




この2回目の地震は、本当に怖かったようです。

多くの建物が崩壊。

現地の様子の写真は、こちらから。
http://www.tgcom24.mediaset.it/cronaca/foto/terremoto-nel-centro-italia-la-paura-corre-sui-social_3006041-2016.shtml

余震は、まだ続いています。

義父が住むウンブリア州、カンナーラもかなり揺れたらしく、怖い思いをしたらしいです。食卓の電気のランプが揺れ、腰掛け椅子も揺れたと。

ちょうど、昨日は、サッカーの試合がたくさんあり、義父に関しては、少し、気持ちが紛れたみたいですが、2回目の揺れの後は、みんな本当にびっくりして、近所の人々は、外に出ていたらしいです。

地震。。本当に怖いです。

そして、500キロも離れて、1人で住む義父のことを思うと、心配になります。

2回目の大きな地震があった震源地のUssitaの市長が、80%の家が、崩壊したと。。

避難者は、3000人にのぼるとか。

Ussitaは、義父が住むカンナーラから、50キロも離れていないところ。。

まだまだ余震は続いていますが、今後、大きな地震が来ない事、そして、特にたくさんのお年寄りの方々がいらっしゃると思いますが、朝晩の寒さで、身体を壊さないよう、そして、少しでも早く、気持ちが落ち着く環境ができることをお祈りします。

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#イタリア #地震


2016年10月26日水曜日

ヘルシー4種類の麦入りリゾットとヘルシー茄子のパルミジャーナ

来週火曜日、11月1日は祝日です。

Tutti i santi(諸聖人の日)となります。

そして、翌日の2日は、祝日ではないのですが、Giorno dei morti。

死者の日。

多くの人々が、亡くなった親族や友人を思い、お墓参りをします。

私たちは、この休日を利用し、小旅行へ。

いつものパターンの、ドタキャン!なんてことがなければいいのですが。

昨日のヘルシー夕食メニュー。

お米の他に4種類の麦が入ったリゾット。



美味しいです。

お米(Riso)の他に、小麦(Grano)、スペルト小麦(Farro)、オオムギ(Orzo)、からす麦(Avena)が入っています。

食物繊維たくさんで、身体によく、お米だけでないから、お腹にもたれません。

最近、健康ブームのイタリアでも流行っている食材の1つです。

そして、セコンドは、ヘルシー茄子のパルミジャーナ。


なぜ、ヘルシーかと言うと。

茄子のパルミジャーナは、元々シチリアなど南部のお料理。

"本来"は、下処理した茄子を揚げ、油を吸い取り、ラザニアを作るときのように、茄子、トマトソース、モッツァレラ、パルミジャーノを重ね、オーブンで焼きます。

とても美味です。

でも、揚げ物は、身体のために、できるだけ避けているので、我が家では、揚げずに、茄子をグリルします。



そして、トマトソースに使うオリーブオイルも少なめに、パルミジャーノはいれず、モッツァレラのみ。


それでも、美味しくできます。

重たくなく、茄子のうまみがしっかり味わえる仕上がりになります。





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#茄子のパルミジャーナ #ヘルシー #ヘルシーリゾット #スペルト小麦 #ダイエット


2016年10月25日火曜日

季節はずれの食卓

大分、寒くなってきました。

ここ数日雨も降っていて、どんよりとした天気が続いています。

この季節ならでは。

ちなみに、南、シチリアでは、30°あるとか、昨日ニュースでやっていました。

南に行きたい。。

昨夜の夕食。

この季節の夕食は、ミネストラ(野菜スープ)やブロードをほぼ毎日のように食べますが、昨夜は、リゾットが食べたいとのことで、

海老とズッキーニのリゾット。



リゾットは、主人がいつも作ります。

ミラネーゼだからか(?)私が作るより、ずっと美味しくできあがるので。

リゾットが美味しくなるコツ、未だによくわからないのですが、1つ言えるのは、白ワインをたくさん入れます。できあがって、食べるときも、ワインの香りがするぐらいの方が
美味しい。そのワインの量の加減も、ちょうどよく。
ときどき、私がまねして作っても、いまいち。。まだまだ、経験が足りないようです。

セコンドは、季節はずれのアスパラガス。


アスパラガスに、卵、そして、カラスミ、オリーブオイルをふりかけるだけ。

数年前にテレビで見たレシピでは、パルミジャーノものせていました。

仕上がりが、かわいいので、食べる前に、うきうきします。

アスパラガスは、利尿作用もあり、身体にも優しい野菜。

リゾットの色合い、そして、メインのアスパラガスと、春のような色合いになりました。

アスパラガスのリチェッタは、こちら。

http://milanoamici.blogspot.it/2015/06/blog-post_15.html



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#リゾット #ミラノ #アスパラガス #卵 #カラスミ #美味しい

化粧品の衝動買い

この悶々とする普段の日常については、こちらのブログ、“ピアノピアニーノ”  https://ameblo.jp/pianopianino/ に書いていますが。 週末、久々のミラノでの衝動買い。 化粧品! ミラノは週末によく行っていても、あまりゆっくりショッピン...