2016年4月5日火曜日

血液検査となすとチーズの重ね焼き - Sformato di melanzane e scamorza filante

今朝は、血液検査のため、いつもお世話になっているモンツァのサンジェラルド病院へ。
普段は、主人が、約半年おきにある、血液内科と腎臓内科の検診のため、一週間前に、血液検査。イタリアでは日本と違い(あまり日本で病院にお世話になることがなかったから、日本のシステムも忘れかけてますが。。)、患者のカルテというものが、病院側で厳密に保管されていません。このIT社会で、もちろん病院側のコンピューターに、患者の情報はありますが、検診の際に、看護婦が、患者のカルテを用意しておいて、それを元に診察が行われるということは、ほとんどないです。毎回、診察の際に、ドクターから、診察の記録のようなものを紙でもらい、それを患者側が、独自に保管。検査結果もです。なので、診察のアポがある際は、すべての検査結果、そして、前回までの診察の記録が書かれている紙を持って行きます。つまり、日本でいう、病院側が保管しているカルテは、すべて患者側が自己管理し、毎回の診察に持参します。

主人の場合は、心臓内科、腎臓内科、血液内科、眼科での診察の記録、各検査結果の紙がたくさんあり、まるで仕事のファイルのようにたくさんの書類があります。2年前の数ヶ月の入院での資料もあり、そのときは、集中治療室での日誌、治療法のようなものを、退院の際に渡され、読み返すと、生命の危機をさまよっていた当時の生々しい感覚が、蘇ります。

今朝の血液検査は、来週の白血病検診のためのもの。そして、私は、数年前から悩んでいる、脱毛症の治療のための、血液検査。ビタミンや鉄、血糖値、コレステロール、少し数値が高めなリンパ腺について調べるための検査。今回の検査で、63ユーロ。。主人は、身体障害者認定も受けているので、すべての検査や診察、薬代は無料。

とにかく、血液検査、いつも大勢の人が来ています。今朝は、早めに出て、8時20分に病院に着き、私たちの前に、20人待ちと、楽勝。普段は、50人待ちとかで、人がごった返していて、大混乱なところが、今日は大したことなく、トントン拍子に終わりました。

病院の話題はこのぐらいにして。

今日はランチに、なすとスカモルツァチーズの重ね焼きを作りました。好評だったので、ざっとレシピを載せておきます。



材料
茄子 500g
スカモルツァチーズ
ニンニク 1かけら
タイム
オリーブオイル
牛乳 少量
卵 一個
パルミジャーノチーズ
パン粉

レシピ
1. 茄子の外側の紫の部分を剥き、キュービック状に切る。

2. 小鍋にニンニクを入れ、オリーブオイルと共に熱し、香りをつける。

3. 茄子を入れ、塩胡椒、タイムを加え、柔らかくなるまで炒める。

4. 茄子を冷ます。

5. 冷ましている間に、型にオリーブオイルを塗り、パン粉を敷く

6. 茄子が冷めたら、ハンドミキサーでなめらかにして、卵、胡椒、パルミジャーノ(小さじ3)を加え、かきまぜ、なじませる。

7. 茄子の半分の量を、パン粉を敷いた型に入れ、その上に、スライスしたスカモルツァを敷き詰める

8. スカモルツァの上に残りの茄子を敷く。

9. 茄子の上に、パン粉、パルミジャーノをのせる。

10. 前もって180度で温めておいたオーブンに入れ、約20−30分。こんがりと焼き目がついたらできあがり。



2016年3月31日木曜日

ベジタリアン

最近のイタリアの話題として、ベガーノ(Vegano)、つまりベジタリアンが増えているらしい。

昨夜も、某テレビ番組で、ベガーノについて、討論。

統計的に、肉の消費がここ5年で、5%減少しているとのこと。その理由としては、ベジタリアンの増加と共に、この不景気で、肉を買わない傾向があるとのこと。もちろん、肉より野菜の方が安いから。

ベジタリアンの意見としては、動物を殺してしまうのは残酷だからという意見から、肉、魚、乳製品を省き、野菜、果物のみを食べるベジタリアンの食生活の方が、健康に良く、長生きするからとの意見。

一方、ある病院の栄養学の先生は、人間は、元々大昔から、まずは狩りをして、そして農業を発達させてきたわけだから、バランスよく、肉、魚、野菜を食べるべきと。"魚からは、オメガ3を補える"と一例を言うと、ベガーノ派の医師が、"オメガ3は、Noci (ノーチ、クルミ)から摂れるからノーチを食べればいいんだ!"と感情的になり叫びまくり。

個人的には、菜食主義にする事で、長生きするとは思えないし、この討論で思い出すのは、義父。義父は、毎日アルコール依存症のため、たくさんのワインを飲まずにいられず、食事は、ワインのつまみ程度でいいらしい。つまり、ワインさえあれば、食事はどうでもいい。ただただ、パスタなどのプリモやメインのセコンドは飛ばしても、毎食忘れてはいけないのは、前菜の生ハム、そして食後のチーズ、パルミッジャーノ、そして果物の梨に、クルミ3個。クルミ2個でもダメ。本人曰く、利尿作用があり、腎臓にいいらしいから、薬みたいなものなんだと。クルミは食べても、他の野菜はほとんど食べず。温野菜はたまに食べるけど、生野菜は大嫌い。なのに、84歳で元気はつらつ。ちなみに、視力もアフリカ人並に良い。だから、私の中では、菜食主義が長生きするとは、一概には言えないと思う。余談だけど、さっきミラノの叔母から電話で、義父と電話で話したら、パスクア(イースター)時期に飲む赤ワイン、ウンブリア州カンナーラ産で非常に美味しいVernaccia ヴェルナッチャ、10リットル買って、既に5リットル飲みつくしたらしい。
ヴェルナッチャを味わえなかったのを残念と思うと同時に、義父は特に赤ワインは1杯でも飲むと下痢をして、下着、ベッドを汚しまくり大変なことになるので、パスクア前にミラノに戻ってきてよかったと、ほっとした。

話しは、"飲"でなく"食生活"に戻し。
私自身、小さい頃から、お肉をほとんど食べず、魚、野菜中心の生活。でも、たまには、お肉も美味しく食べ。イタリアに来て、最初の2年は、肉中心の生活に変わり。主人は、魚も好きだけど、魚は肉より高いし、もちろんお肉も大好きだから。そして、2年前の入院騒動以降、退院してきてからは、私たちの食生活は更に大きく変わりました。糖尿病、腎臓病、そして慢性リンパ性白血病を抱えている主人、去年からミラノの病院の栄養士のところにも通い、ダイエットのため、かなり小食になり、肉、魚、野菜、果物を"バランス良く"食べるようになりました。そしてランチで食べるパスタの量も70gと減らし。バランス良く食べると、身体が楽になるみたいで、自然とお肉を食べたい欲求がなくなるみたいです。お肉は、パスクアや祝日、そして友人や親戚が来たとき、あとは週に2−3回食べるのみ。お肉を食べたいと思わないときは、1週間以上、肉類を全く食べないこともあったり。

結局、食べた後に、身体の中から気持ちがいいと思うような食事が、一番健康に良いのではと。それは、人それぞれ、菜食主義を選ぶ人もいれば、毎食生ハムがないと生きて行けない人もいたり、それぞれのスタイルで良いのではと思う。

昨夜の一皿。Peperoni e zucchine ripieni (赤ピーマンとズッキーニの肉詰め)




2016年3月29日火曜日

パスクアの後はデトックススープ

パスクアで、美味しい食事をした後は、夏のバカンスシーズンに向けて、ダイエットです。

我が家は、パスクアなどお祝い事があるとき以外は、基本、いつもダイエットに"心がけて"います。去年は、ミラノの病院の栄養士にもお世話になり、主人の体調、体質に合う、ダイエット法を作ってもらい、そのメニューに従い、ダイエットを始めました。忠実にダイエット法を守った最初の1ヶ月は、9キロも体重が落ち。その後、仕事やいろんなストレスがあり、ダイエットはなかなかうまく行かず。。それでも、9キロ落ちたときの体重は今でも維持しているので、リバウンドはありません。あと、最低5キロは落としたいと思っていますが、ゆるーくダイエットを再開しています。

基本、ランチにパスタ、メイン、野菜を食べ、デザートは果物。ディナーでは、スープ、サラダ、もしくは温野菜です。もちろん、パスタの量も決まっていて、70グラム。メインのお肉やお魚、野菜、果物、オリーブオイル、すべて、量が決まっていて、いちいち調理前に計ります。

夕食のスープは、la passata di verdure パッサータ ディ ヴェルドゥーレ。野菜スープです。野菜を炒めないので、オイルは使いませんが、たくさんの野菜の甘みが出て、美味しいです。

材料は、インゲン豆500g、エルベッテ(ほうれん草で代用可)500g、人参1本、セロリ少量、タマネギ1個。
作り方は、簡単。エルベッテ以外の野菜、たくさんの水をお鍋に入れ、2時間ぐらい茹でて、その後、エルベッテを加え、更に30−45分茹でます。その後、冷ましたら、ミキサーで、野菜が、なめらかに液体状になれば、できあがり。

食べる前に、小さなパスタ(パスティーナ)を入れて更に茹でます。



デトックス効果、抜群です!



2016年3月28日月曜日

最近のミラノのトレンド

ミラノには、たくさんのレストランやバール、パスティッチェリアがあります。

クラシカル、そして伝統的なお店から、モダンなお店まで。

そして、ミラノといえば、ファッションの街。

ファッションのトレンドに敏感な人々がたくさん。

ブレラ地区に"Tiramisù"という美味しそうな名前の靴屋さんが最近オープンしました。
この靴屋には、レストランもあり、軽くランチやディナー、そして甘いものが食べられます。イタリアといえば、ファッション。そして忘れてはならない食。このファッションと食が合体したお店。お店の雰囲気は、とてもエレガント。

Tiramisù
Via Formentini 2
Milano
http://www.tiramisu-delishoes.com

更に、Bianchi。ビアンキとは、イタリアの自転車メーカー。ミラノに、ショップ、ショールームを兼ねた、レストランをオープンさせました。

Bianchi cafe & cycles
Via Felice Cavallotti 8
http://www.bianchicafecycles.it

何かプラスαを加えると、とてもユニーク、且つオシャレ、斬新さが加わるようです。
そして、お店も、ただ、物を売るだけでなく、または、ただ食事を出すだけでなく
このプラスαを加えることで、顧客とのコミュニケーションもさらに広がるのかと思います。

2016年3月27日日曜日

アーティチョークのキッシュ- Torta salata ai carciofi

今日はパスクア。

そして、今日から夏時間。

朝から、友達や親戚達と、"おめでとう"のメッセージを交換し合い。

今日のパスクアランチは、例年に比べ、簡単に。

前菜も特に生ハムなどを準備せず。ただ今回、初めて、アーティチョークのキッシュを作ってみました。ネットでこのレシピを参考に。http://ricette.giallozafferano.it/Torta-salata-ai-carciofi.html
このサイト、Giallo zafferanoには、美味しいレシピがたくさん載っているので、よくお世話になっています。
今回も、とても、美味しくできたので、レパートリーに加わりました。
忘れないうちに、メモ程度のレシピを載せておきます。



基本、塩ゼロの食生活をしているから、もちろん、塩は使わずに。でも、このレシピは、チーズやアンチョビが入っている分、塩なしでも、優しく美味しいキッシュに出来上がりました。
プリモは、ラザニアに、セコンドは、ラム。コントルノ(副菜)にジャガイモとローズマリーのオーブン焼き。

アーティチョークのキッシュ

材料
市販のパイシート
アンチョビ 
アーティチョーク
ニンニク
パセリ
卵 3個
牛乳
パルミジャーノレッジャーノ
スカモルツァチーズ
胡椒

1. ニンニクを炒め、アンチョビ、薄切りにしたアーティチョークを加える。胡椒を加える。
2. 白ワイン、水少量を加え、アーティチョークが柔らかくなるまで煮る。
3. 最後に、刻んだパセリを加える。
4. 皿に移し、冷ます。
5. パイシートをパイ皿に敷き、パイにフォークで穴をあける。
6. 細かく切ったスカモルツァをパイ一面に載せる。
7.アーティチョークをスカモルツァの上に載せる。
8. 卵を割り、溶き、パルミジャーノ、牛乳を加える。(少量)
9. 8を7に加える。
10. 180度に温めておいたオーブンに入れ、約20分。(オーブンによる)

2016年3月26日土曜日

明日はパスクア

明日のパスクア(イースター)は、トラディッショナルに、ラム。

一晩、レモン、オリーブオイル、塩胡椒、ニンニク、ローズマリーでマリネします。



プリモには、ラザニア。ラグー(ミートソース)も準備完了。

今日は、朝から、モンツァのチェントロ(中心街)やミラノに、仕事のためリサーチで
出かけましたが、街は、すっかりお祝いムード。
店内でも、"アウグーリ"(おめでとう)の言葉がたくさん飛び交い。

明日は珍しく、家族のみの食事なので、かなり手抜き。

ダイエットは、明後日から再開予定。

明日は、食べまくります。


2016年3月22日火曜日

チワワにムルタ(罰金)

今朝は、ベルギー、ブリュッセルでの連続テロのニュースと共に起き。。
ここ最近、度重なるヨーロッパでのテロ。
もちろん恐怖感もありますが、毎回恐怖より悲しみを大きく感じます。

さて、外は今日も春の陽気。

用事がありモンツァチェントロへ。
出かけるときは、いつもチワワのプーパも一緒。
イタリアは、他のヨーロッパの国に比べて、ペットフレンドリーだと思います。
ペットフレンドリーなホテルも、イタリアにはたくさんあります。
入店を断られる場合もたまにありますが、大体のバールやお店は、比較的、好意的に
犬連れでも受け入れてくれます。
格式高いレストランなどは断られるでしょうけど。
私はいつも超ローカルなトラットリア、ピッツェリアしか行かないなので、犬連れでも
文句言われません。

で、今朝も、いつものようにプーパを連れて出かけました。

大体、このように気持ちのよい天気になると、走っている警察の車や、道路で取締している警察をたくさん見かけます。ほとんどは、運転免許証のチェック、自動車保険をちゃんと払っているかのチェックで、よく止められます。私はここ2年で3回も止められました。。

今回は。。

車を道路の脇に停車し、まずは免許のチェック、そして保険のチェックと、いつものパターン。今回は、何も問題ないはずと思っていたら。

85ユーロの罰金取られました!!



それは、犬。。犬を車に乗せるときは、後部座席にケージのようなものを置き、その中に犬を入れておかないといけないのはわかっていたんですが。。大きい犬なら理解できるし、もちろん規則守ります。。っていうか、以前大型犬飼っていたときは、守っていました。
今回は、チワワ。うちのチワワ、小さいし、本当によく警官が、遠くから私たちの車を止めるときに、チワワが目についたと不思議です。それか、たまたま止めた私たちの車に犬が乗っていただけなのか。以前、止められたときも、チワワが乗っていたけど、吠えて大暴れだったけど、罰金取られなかったし。

こう天気がよいと、警官は、何が何でも罰金稼ぐために、大張り切りです。

警察を見つけたら、すばやく足元にチワワを隠すとか、今後の対策を考えないとです。









化粧品の衝動買い

この悶々とする普段の日常については、こちらのブログ、“ピアノピアニーノ”  https://ameblo.jp/pianopianino/ に書いていますが。 週末、久々のミラノでの衝動買い。 化粧品! ミラノは週末によく行っていても、あまりゆっくりショッピン...