2016年3月17日木曜日

イタリアでの公共料金

毎日、ランチ準備中、午後13時半頃になると郵便屋さんが、バイクでやってきます。

うちの番犬1号のスカールは、郵便屋が大っ嫌い。
人間でも好きな人はあまりいないかと思うけど。。
大体、公共料金や税金の請求書、その他諸々、うんざりする郵便物ばかりで、
楽しい知らせはまったくないから。
スカールは、うちの近辺に郵便屋が来ると、いつも狂ったように吠えます。
ちなみに、以前、郵便屋を齧ったことがあり、その後、治療費プラス数日間仕事ができなかった分の総計が書かれた請求書まで郵便受けに入っていたこともあります。

たった今、電気代の請求書を受け取りました。
イタリアに住むと、ほんと、日本では考えられない、信じがたい、理解しがたい、理不尽なことは日常茶飯事です。
公共料金もその1つ。
ほんと、ぼってるとしか思いません!
2年前、主人が3ヶ月入院していた時期、家には私1人。予想していたより、5倍近く請求されていて、怒り狂い。メーターチェックに来るところもあるらしいのですが、うちには、メーターチェック、今まで来たことがありません。メーターチェックせずに、適当に請求しているようです。イタリアにいくつかの電力会社、ガス会社がありますが、詐欺とよくニュースでもやっています。(しかし、いつになっても改善されない。それがイタリア。。)

メーターチェック以外にも、この電気代、ガス代の請求書、毎月、定期的に来るわけではありません。あるときは、一ヶ月分の請求だったり、その次は、2ヶ月分の請求だったり。

で、今回受け取ったのは、3ヶ月分。2015年11月27日〜2016年2月26日分。

なんと、851,70ユーロ!!!



あり得ない!

この請求書の裏には、明細が載っているのですが、よく見ると、
実際に使った電気料は、241,50ユーロ。これは、まだ、納得できる数字。
そして、メーターの管理代として、410,12ユーロも!!
メーターの管理代って意味がわからないし、あり得ない。


今から、電気会社にクレームの電話します!


2016年3月16日水曜日

ピッツォッケリ(そば粉のパスタ)

ピッツォッケリとは、ヴァルテッリーナ地方の郷土料理です。
ヴァルテッリーナはロンバルディア地方の北、スイスの手前の連なる山地。
ソンドリオやアプリカなどは、スキーリゾート地で有名。

ピッツォッケリは、そば粉のパスタ。
つまり、"基本"は、日本の蕎麦と同じ。
形は、平べったく、短いきしめんみたいな感じ。


茹で方は、普通のパスタや、お蕎麦と同じ。

我が家では、一年に2−3回ぐらいしか登場しませんが、下手にお店で食べるより、
美味しくできるので。
昨日、一年ぶりぐらいに作りました。

ざっとレシピ。

1. 鍋にパスタ等を茹でるためにお湯を沸かし、まずは小さめに切ったじゃがいもを入れ、10分ほど茹で、更にパスタ、細かく切ったヴェルザ(キャベツ)を入れ、パスタが茹で上がるまで放置。

2. 別の鍋に、バターとにんにく一片を入れ、にんにくの香りが出るまで炒める。(炒め後、ニンニクを取り除くこと)

3. フォンティーナチーズをたっぷりおろしておく。

4. パスタがゆであがったら、キャベツ、ジャガイモ共に、水を切り、用意してあったニンニク風味のバター、フォンティーナチーズを加え、チーズが溶けるまでかきまぜ、胡椒を加え、出来上がり。





 















たまに食べたくなるピッツォッケリ。
赤ワインとピッタリです!

2016年3月14日月曜日

K-WAY

週末は、日差しがあって春らしい陽気だっのに、今日は、涼しい。

こんな日は、K-WAYのコートが活躍します。

K-WAYは、元々フランスのレインコートのブランド。今では、イタリアのスポーツウェアブランドKappaの傘下となっています。

イタリアでこのK-WAY、流行っています。流行っているといっても、ここ数年の話しではなく、何十年も前から。
ジョギングをするときに着たり、別にスポーツをしなくても、ジーンズやパンツに合わせて、K-WAYのコートを羽織ったり。
女性、男性、そしてキッズ用もあるので、家族で、揃えるのもかわいい。

私が持っているのはグレー


ちなみに、Amazonイタリアのサイトで、35ユーロで購入。コンパクトに折りたたみもできるので、旅行に持って行くにも便利。

日本では、通販で購入可能のようです。
まずは、ホームページをご覧ください。
http://k-way.jp 日本語
http://www.k-way.com/# イタリア語








2016 春夏ファッション 1

ミラノも大分気温が上がり、外にいるのが心地よく感じるようになりました。
家の前の桜のつぼみも少し膨らみ始めています。
こうして、季節が変わり始めると気になるのが、ファッションのトレンド。
テレビやネット、雑誌での情報をまとめてみると。

まず、色は、Rosa Quarzo。淡いピンク。
このロマンチックでかわいらしい淡いピンクのワンピースや、靴、バッグ、もしくは
スポーティーに、スポーツシューズやパンツにこの色にするのもよいでしょう。
合わせる色として、ベーシックに白や薄いグレー、更にピンク同系色でもいいし、黄色をアクセントとするのもオシャレ。シルバーと合わせるのもシンプル。


そして、こんなマルチカラーのストライプも流行。

又、赤と白のストライプも。


まだまだ、ワードローブに加えたくなるような今年の春夏ものがたくさんあるので、
またご紹介します。

2016年3月12日土曜日

シチリア産のオレンジが美味しい

2日前から、今度は、シチリアのオレンジについて、話題になっている。

シチリアは、オレンジの産地。
そして、オレンジは、イタリアで最も愛されている果物の1つである。
オレンジは、この国代表の1つである"Made in Italy"。
朝食に、家庭でも、バールでも、生のオレンジジュースを飲み、デザートにオレンジ、そして、パスタにイワシやアンチョビと合わせたり、鴨などのお肉料理にもオレンジを使う。そして、ドルチェにも。

今年のシチリアのオレンジ、豊作らしい。
しかし、このシチリア産のオレンジが問題になっている。
それは、EUがモロッコと協定を結び、モロッコ産のオレンジがヨーロッパに輸入されるようになったからだ。モロッコ産のオレンジは、シチリア産のオレンジより格安。私は実際にモロッコ産のオレンジを試したことはないが、イタリア人から言わせれば、やはり質は落ちるらしい。そのモロッコ産オレンジが、大量にヨーロッパ内に流通し、モロッコ産より高めのシチリア産のオレンジは売れず、輸出もできなくなっている。
オリーブオイルと同様、スーパーで、シチリア産と表示があって、もしかしたらモロッコ産だったりすることもあるかもしれない。また、日本でも、スーパーで見かける、パックや瓶詰めの、"シチリア産オレンジジュース"、もしかしたら、中身は、シチリア産でないかもしれない。

EU。日本にいると、わかりずらい、そしてニュースにならない問題が山ほど。
日本にいると、私の知識不足からかもしれないが、ユーロ通貨統合とシェンゲン協定ぐらいしか、わからなかったが、実際に住んでみると本当に、問題は山積み。
ユーロに変わったことから始まったこの国の経済悪化、移民問題、EUの様々な規定により、様々な問題が独自に解決できない。
ヨーロッパ。それぞれの国が、それぞれの異なる状況、特徴、文化、歴史を持っている。その国々が、EU"共同体"として、連合するのは、無理がある。

多くのイタリアの国民は、"ヨーロッパ(EU)"に怒っている。

オレンジの話しに戻り。
自宅から、ミラノへ向かいスーパーストラーダを走り、ミラノ手前のチニゼッロバルサモに"CASA DELLE ARANCE"(オレンジの家)という名前の、正真正銘シチリア産のオレンジのみが売っているお店がある。
お店の前に近づくだけで、オレンジの香りが漂い、店内は、更にオレンジの香り、そしてオレンジ一色。
昨日、4キロのオレンジ、6ユーロで買ってきた。
昨夜から、オレンジ三昧の我が家。ミラノから、南のシチリアの香りを楽しんでいる。



今朝もスプレムータ ディ アランチャ(絞り立てオレンジジュース)。


CASA delle ARANCE
Via F. Testi 198, Cinisello Balsamo


2016年3月11日金曜日

ラザニア

ラザニアは、よく行くミラノの大衆食堂的なトラッテリアで美味しく食べれるから、
普段、自宅ではあまり作らない。
それに、ラザニアは、ミートソースの他に、ベシャメルソースもたっぷり入っていて、
カロリーが高いから。
ベシャメルソース、イタリアでは、市販のものでも、美味しくできるけど、
私は、あまり市販のものは好きではないので、自分で作っている。
私の母も、いつも自分で作っていたから。

ただ、やはり、ヘルシーに食べるように心がけてる我が家では、
ベシャメルソースは、バターを使わず、オリーブオイルで。
オリーブオイルのみで、軽く仕上がり、美味しくできます。
お好みで、バターとオリーブオイル半々にするのも、美味しいかと思います。

私のベシャメルソースの分量は、

オリーブオイル 80グラム
小麦粉 80グラム
牛乳 1リットル

です。

ラグー(ミートソース)も色々なレシピがあります。
以前は、伝統的なレシピで、バターを使って、ひき肉の他に、パンチェッタを使っていたが、美味しいけど、重たい。。きっと、若者の友達が来たときには、このレシピで作るだろうけど、普段、2人の食事のときは、できるだけ、軽めに。
今日は、シンプルに、タマネギ、セロリ、人参のみじん切りをオリーブオイルで炒め、ひき肉を加え、トマトソースで煮込んだ。
他のレシピとして、よく作るのは、ひき肉の他に、サルシッチャもいれて、トマトソースで煮込む。これも、深い味になり美味しい。




再び、プロントソッコルソ(救急病院)

午後から、プロントソッコルソへ。

主人の肺炎は、抗生物質のおかげで、かなりよくなっているようだが、
相変わらず、エモグロビンが低いせいか、少し歩くだけで、息切れをしてしまい、疲労感が激しいらしく、家で寝ていることが多く。

2013年から、プロントソッコルソにお世話になることが多く、プロントソッコルソ→即入院となったのが、2度あるから、行きたがらず、不安で、昨夜は眠れなかったらしい。

朝、ゆっくり起きて、ゆっくり準備をし。
いつもお世話になっている、モンツァにあるサンジェラルド病院のプロントソッコルソに到着。
受付で、テッセラサニータリア(健康保険証のようなもの)を提示し、症状を説明し、血圧、体温、呼吸の検査。そこで、受付の人から、一枚の紙を渡される。
そこには、個人情報の他に、患者の重症度を示すトリアージが書かれている。
主人の場合、2度ほど、受付から、紙すら渡されず、ダイレクトに診察室に運ばたことがあり、そのときは、きっと重症度で一番上の赤、もしくは黄色のトリアージだったんだと思う。もちろん、その際は、即入院。
受付を終え、主人が、"何色?"と。
で、私、その紙を見ると、まず目に飛び込んだのが。
その紙には、誰が同伴したか、妻、夫、恋人、とかかかれているところがあり、
そこに、なんと!
"娘"と!!大笑い。主人は、怒り狂い、受付に戻り、文句を言いに。
年の差はある方だけど、普段は年齢の割には、若く見えるはずの主人。
体調悪いから、受付の人にそう映ったのか。それにしても、私と主人、全く似てないし、私がイタリア人ならともかく。。
とにかく、受付の後、笑える余裕があったのも、あまり大ごとにはならない要素かと。
それに、受付に文句を言いに行く余裕すらあったわけだから。
ちなみに、トリアージの色は緑。緑は、緊急を要さない色。
一番、軽症が、白。その次が、緑、そしてその上が、黄色、赤。
待合室に、それほど人がいなかったけど、皆、イライラしながら自分の番を待っていた。14時の段階で、11時から待ってると言ってる人もいた。
主人が、診察室に呼ばれたのは、1時間後。待ち時間としては、とても短い方。
まず、診察、心電図測ったり、血液検査、レントゲンなどをした。
でも、そこからが長かった。
アイスティーを飲みながら、ひたすら待ち。

呼ばれたのが、夕方17時半。しかも、アナウンスで、診察室に呼ばれたのではなく、ドットーレ(医者)が、待合室まで呼びにきた。血液検査の結果、やはり、まだエモグロビンの数値が低いとのことで、輸血を要すると。
血液の準備などあるから、輸血するまで、2時間ほど待ってとのこと。主人、ドットーレに歯向かっていましたが、もちろん待つしかなく。
今夜は、ラザニアを食べたいとちょうど話していたところだったから、主人を病院に置き、私は、スーパーマーケットまで行き、食材を買い、自宅に戻り、ラザニアを作り。そして、主人から、輸血、診察などすべて終わったと、夜7時半に電話が来て、チワワのプーパと共に、車を飛ばし、病院まで迎えに。
輸血後、大分気分が良いらしく、体調もかなり良くなっている様子。
顔色も、数時間前とはまったく違い。
まだ、肺炎の方も数日前より良くなってはいるものの、まだ完治していないとのことで、再度、抗生物質の処方箋をもらい、エアソル(吸入器)を自宅で使うようにと。
あと、10日後に、また血液検査をすることと。

それにしても、午後から夜にかけて、相当時間がかかったけど、輸血できて、本人の体調もよくなり、気持ちも落ち着いたので、やはり行ってよかった。そして、本人を待たせてる間に、私が家に帰って、ラザニアを作る余裕があったのも、不思議な感覚と共に、幸せに感じた。今までは、本人をプロントソッコルソに置いて、私1人で帰るときは、いつも、即入院のパターンで、家に、下着や入院セットを急いでパッキングして、再度病院に戻っていたから。





化粧品の衝動買い

この悶々とする普段の日常については、こちらのブログ、“ピアノピアニーノ”  https://ameblo.jp/pianopianino/ に書いていますが。 週末、久々のミラノでの衝動買い。 化粧品! ミラノは週末によく行っていても、あまりゆっくりショッピン...