2016年4月26日火曜日

ミラノでスパ

昨日、ミラノのチェントロ、ポルタロマーナ近くにあるスパに、初めて行ってきました。
リラックスを求め。
ミラネーゼの間での評判もよいとのことで、そしてトリップアドバイザ−でコメントを読んでも、多数の人々の間では、とても評価が高く。少数の人々は、最低評価をしていて、差が激しいのが、少し気になりましたが。。

QC Terme Milano: http://www.termemilano.com


まず、場所は、ミラノの中心部にあるので、アクセスは便利。
屋内、屋外共に、数々のジャグジーバス、サウナがあります。屋外には、2つのジャグジーバスの他にミラノのシンボルの1つとも言える、トラムのサウナもあります。
昨日は、とてもお天気がよかったので、屋外のジャグジーバスに入った後は、サンベッドで、日光浴。
屋内には、地下に、いくつかのジャグジーバスの他に、フットバス、滝のように勢いよくお湯が流れ、肩や背中の、緊張した筋肉がほぐれる感じで、痛気持ちよく。お湯の温度は、36度と、心地よい温度。
そして、サウナも50度〜90度と、様々なタイプがあり、体調、体質に合わせて選べるのは、とても魅力的。

私たちは、1日ゆったりと楽しめるタイプを選び、1人50ユーロ。朝食のビュッフェ、そして軽いランチビュッフェがついているタイプ。予約時に、入場時間が指定され、8時半に来るようにと。予約直後に確認メールが。メールには、受付のために、入場時間の30分前に来て下さいとの指示。

なので、私たち、8時をめざし、8時15分に着きました。専用の駐車場があるのかと思いきや、間違って職員専用の入り口から入ってしまい、ちょうど職員(あとでわかったけど、レセプショニストの1人)の若い女性がいたので、どこに駐車すべきか聞いてみると、超ぶっきらぼうに、専用の駐車場はないと。なので、Uターンして、50メートルほど離れたところにあるマクドナルド前に駐車。
そして、徒歩で、入り口らしきところに近づくと、門の前に、7-8名が。
門、まだ閉まっていました。。
8時半のチケットで、そして、30分早めにきて受付をするようにとの指示のはずが。
私たちのような人々、7-8名と共に、門が開くのを待ち。
ここまでは、この国に住んでいれば、よくあることなので、別にイライラも不快に感じることもなく。
門が開き、受付。
とにかく、受付の職員たちの感じの悪さ。
施設について、雑な説明をされ、意味わからず。
そして、バスローブ、バスタオル、ビーチサンダルのレンタルをし(レンタル代も50ユーロに含まれている)、ロッカーへ。水着に着替え、ロッカーに荷物をしまい、ロッカーの閉め方がわからず。周りの客も、リピーターというより、初めて来た人たちばかりで、お互いで、ロッカーの閉め方を助け合いながら。
そして、まずは、ビュッフェ会場へ。
全体的にも、建物、設計、インテリアはとてもセンスがよく素敵。
ビュッフェ会場も、シンプル、そして洗練されています。
ミニクロワッサン、パン、バター、パルミジャーノ、ビスコッティ、フルーツ(リンゴ、バナナ、梨)。飲み物は、紅茶、リンゴジュース、オレンジジュース。その他にヨーグルト。ミニクロワッサンは美味しかった。コーヒーが飲みたかったけど、コーヒーはありません。。イタリア。。コーヒーの国なのに。。ヘルシー、ビオ、そんな今時のコンセプトだからなのか。。でも、コーヒー、別に身体に悪いわけではないと思うし、オーガニックのコーヒーだっていくらでもあるはず。なんなら、カフェインが入っていないコーヒーをおけばいいのに。。
しかも、お皿がない。紙ナプキンがあるのみ。

そして、ライトランチビュッフェ。
もちろん、レストランやホテルのビュッフェではなく、悪魔でもスパのビュッフェ。別に、美味しいパスタやリゾット、アンティパストなどを想像してはいなかったけど。
あまりにも酷すぎる。
それは、2種類のグリッシーニに、生野菜。セロリ、にんじん、ミニトマト、そしてフィノッキオ。しかも、オリーブオイルやサルサ(ドレッシング)、塩さえない。
まるで、牛か馬の扱い。

フィンガーフードのような、ちょっとしたヘルシーなおつまみなど、少し手が込んでいるものをおけばよいのに。何度も言うけど、建物やインテリアは素敵なのに、職員のサービスがなければ、生野菜が置いてあるだけで、まったく暖かさが感じられず。
朝食の時点で、既に、主人の怒りは込み上げ。まずは、皿がないのに怒りはじめ、食べながら、近くの客に聞こえるように、文句を言い出し。

職員は、レセプションにいるのみで、ビュッフェのある部屋には1人もいず、もちろんサービスはゼロ。そして、それぞれのスパさえ見廻る人もいなく、安全管理もゼロ。

リピーターで来ている人はいない様子。ほぼ全員が、初めて来た人たちばかりなのに、納得。



せっかく、センスがよく、高級感が漂う感じなのに、残念な点が多すぎ。
ライトランチビュッフェでセロリを食べながら、不快に感じ、お昼過ぎには、スパを出て、結局、車を停めた前にあるマクドナルドで、チーズバーガーを食べ。笑

1つだけ良い点は、この携帯電話社会で、携帯電話を持参する人が1人もいない空間。別に携帯持参してはいけないと言うことは言われてないけど、バスローブにポケットもないし、自然に、ロッカーの中にしまい。スマートフォンを使う人がいない、たまに、仕事やプライベートから切り離し、解放される空間。この空間は、とても心地がよかったです。

この手のスパは、モンツァの近くにも一件あり、"以前"は、高級スパだったみたいだけど、ネットで口コミのコメントを読んでると、このミラノのスパと同じパターンのよう。

スパ自体、ジャグジーバスやその他のスパ、そしてサウナは楽しめたけど、私たちは、もう2度といかないと、不快感を感じながら、スパを後にしました。

ミラノで時間があり、何もすることがない!仕事やプライベートに疲れきった身体を癒したい!という人にはよいのかも。

帰宅後、納得がいかず、もう少し高くても、サービスがよく、心地よい時間を楽しめる場所をリサーチ。1つ、ホテルで、ベルガモの近くで、良さそうなところを見つけたので、次回、行ったときに、またレポートします。


2016年4月23日土曜日

アルバニアに出稼ぎ

昨夜、テレビのニュースで。

海外に移行されているコールセンターについて。
日本でも、コールセンターが中国に移行されているように、イタリアでもコールセンターが、海外、ルーマニアやアルバニアへ移されています。
もちろん、企業としては、コスト削減のため。
ここまでは、日本と同じと思いながら、ニュースを聞いていましたが。

ニュースでやっていたのは、アルバニアのケース。
まずは、イタリア語を勉強して、コールセンターで働くアルバニア人が、イタリア語で流暢にインタビューに答えていて、まるで、日本語をしゃべるコールセンターの中国人のような感じ。

しかし、ここからが違います。

イタリアの若者たちが、アルバニアのコールセンターで働くケースも。
もしかしたら、コールセンターに限ったことではないのかもしれないけど。
イタリアのカラブリアからアルバニアに職を求め、コールセンターで働く若者がインタビューで、"イタリアに未来が感じられないから、アルバニアに来て、働いていて、今は満足しています。"と。

"日本に未来が感じられないから"と、職を求めて、中国やアジア諸国、海外に出る人を想像することは、難しい。

今まで、そして今でも、アルバニアやルーマニア、東欧から、出稼ぎで、イタリアに来る人々が多いけど、イタリアからアルバニアに出稼ぎをするパターンもあるのは、改めて、イタリアの経済について、そして就職難について、思い知らされます。

そういえば。

義父のポーランド人の彼女、彼女もバダンテ(介護)の仕事のために、ポーランドに旦那と息子を残し、イタリア、義父の元に出稼ぎにきていたけど、ここ数年続くイタリアの不景気、物価の高騰、以前のイタリアに比べて、住みにくくなってきて、ポーランドの方がよっぽどいい!と、数年前にぼやいていたのも思い出します。

そして、去年知り合って以来の友人、イタリア バジリカータ州のマテーラに住む、21歳のジュゼッペ。

彼は、Elettrocista (エレットロチスタ、電気技師、エンジニア)としての仕事を探しています。とても礼儀正しく、繊細、そして頭が良く。エンジニアとしても優秀で、うちに来たときに、ずっと壊れていた、食器洗い器を簡単に直してしまいました。ちなみに、数年前に、メーカーに問い合わせ、一度エンジニアが家に来ましたが、もう寿命で、買い替えるしかないと言われて、あきらめ、放ったらかしにしていた食器洗い器。見事に生まれ変わり、毎日活躍しています。

彼、去年、ある大手電機企業の面接に行き、もちろん優秀だから、採用。
でも条件付き採用。
それは、誰かが、社内で辞めない限り、本採用にならないということ。。"空きがでたら連絡します"と。彼としては、もちろん待っていられないので、新たに探すことに。

次に思い立ったのが、ガールフレンドが働く、イタリア軍隊で、エンジニアとして働くこと。イタリアの徴兵制度が廃止されたのは2005年ですが、このイタリアの就職難、軍隊で働くことを志願する若者、少なくないです。

ちょうど、今年2月、私たちがウンブリアで生活しているときに、ジュゼッペが、最終選考のために、同じウンブリアのフォリーニョに来ていて、最終選考が行われる施設に送りに行ったところ、100人以上の若者がいました。最終的に選抜されるのは、10人程度。3日にわたり、選考があり、1日目選抜されなければ、その場で退場。つまり、毎日選考が行われ、その場で切られていくシステム。ジュゼッペは、最終日まで残り、めでたく、本採用となりました。そして、4月から、マルケ州の軍隊施設で働き始め。

入隊式が、今月末にあるとのことだったから、見に行くことを楽しみにしていたら。。

10日ほど前に、主人がwhatsappでメッセージを送ると。"色々と問題があって、この仕事、続けられないかもしれない"と。その後、4日後には既に辞めていて、実家のマテーラに戻っていました。メッセージを送ると、"自分がやりたいことと違った。自分が何をすべきか、どうしたらよいのかもわからなくなってきた"と混乱している返事が返ってきました。主人は、"今時の若者と違い、落ち着いていて、大人びていて、頭がよくて、優秀。しかも繊細だから、上から相当いじめられたんだろう"と。
軍隊という特殊な環境で働くことのむずかしさを目の当たりにしたジュゼッペ。

イタリアの若者の就職難。日本では信じがたいほどの就職難。日本にいるとなかなか見えないイタリアの就職難。才能、夢があり、将来に希望を描くイタリアの若者たち、様々ですが、未来に向かい、それぞれが持つ創造性で、前に進もうと、もがいています。




2016年4月21日木曜日

いちごのグラニータ - Granita Siciliana di fragole -


作っちゃいました。

コーヒーのグラニータ(http://milanoamici.blogspot.it/2016/04/blog-post_14.html)に続き、いちごのグラニータ!

とっても美味しいです。

ただ、先週末に作ったときは、お天気が悪く、少し涼しいぐらいだったので、グラニータ食べたあとは、ちょっと寒かったけど。

レシピ

イチゴ 500g
水   300g
砂糖     スプーン2杯〜3杯
レモン汁 少々
生クリーム

1. イチゴを洗い、半分に切る。
2. 水に砂糖を入れ沸かし、シロップをつくる。
3. イチゴをアルミ製の入れ物にいれ、冷ましたシロップ、レモン汁を加える
4. ハンドミキサーでなめらかにする。
5. 冷凍庫へ。
6. 最初は数時間放っておいて、少し凍りだしたら、再度ハンドミキサーでなめらかにする。
7. 1時間おきぐらいに、再度冷凍庫からだし、ハンドミキサーでなめらかにする。
8. グラニータになるまで、繰り返し、できあがり。

少し自己流にアレンジしているけど、参考にしたレシピ: http://spelucchino.blogspot.it/2010/06/granita-siciliana-alla-fragola.html

ミントウオーター - Acqua menta -

数日前、テレビのニュースで、ドイツで、ドイツだけで使用可能な5ユーロの硬貨が発行されるとのこと。。本当なんでしょうか。。
ユーロなのに、ドイツのみで可能って。。。意味がわかりません。

Buon lavoro "ブオン ラボーロ"とは、お仕事頑張ってね!という意味。
使用頻度は多いです。上司、同僚、家族、友人の間で隔たりなく使われます。
英語にはない、このフレーズ。イタリア語の中で、好きな言葉。

今朝は、久々に、"Buon lavoro!"と見送り、"普通"の生活が、少しずつ戻りそうな予感。

"普通"。

普通の生活ができているときは、何も感じなかったし、あるときは、普通の生活が、退屈に感じることもあったけど、ここ数年、というか、イタリアに来てから、普通にはあり得ないことが、次から次へと起こり。"普通"の生活に憧れてきた、ここ数年。

今週に入り、昨日まで、病院でのアポ、その他で、ストレスの多い日々でしたが、なんとか、切り抜け。

今日も、お天気がよいです。

暖かくなると、テーブルに登場するのが、Acqua menta (アックアメンタ)。ミントウオーターです。



このミントシロップをお水で薄めるだけ。
ミントシロップ、いくつかのブランドがありますが、このシロップは、お砂糖が入っていないタイプ。ちなみに、バールでも飲めます。確か、フランスにもあったような。以前、夏にパリに行ったときに、カフェで、この緑色の飲み物を飲んでる人を見たのを思い出します。







2016年4月17日日曜日

ヨーグルトで作る簡単パウンドケーキ - Torta soffice allo Yogurt -


イタリアの朝食は、コーヒー、カプチーノの他に、ビスコッティやブリオッシュ、甘いものを食べるだけなので、準備も簡単。

朝食、そしておやつにも最適、素朴なパウンドケーキを作りました。

バターが入っていないので、軽く仕上がります。
砂糖は、ブラウンシュガーを使っています。

そして、ヨーグルトが入っている容器(125g)を代わりに使って、計りなしでも作れるので、楽。レシピには、gと両方書いておきます。

材料

無糖ヨーグルト 1カップ(125g)
植物油      1カップ(125g)
砂糖      2カップ(250g)
小麦粉     3カップ(375g)
ベーキングパウダー 1袋(16g)
卵        3個

レシピ

1. ボールに砂糖と卵を入れ、白く、クリーム状になるまで泡立てる。
  ヨーグルトを加え、やさしく混ぜる。
  更に、植物油を加え、下から上に、すくうように、混ぜ合わせる
2.  次に、小麦粉とベーキングパウダーも加え、生地がなめらかになるまで混ぜる。
3.  バターと小麦粉をつけた24センチの型に、生地を流し、前もって180度に温めておいたオーブンに入れ、30〜35分。

参考にしたレシピ http://cucina.robadadonne.it/ricetta/torta-allo-yogurt/


2016年4月14日木曜日

おうちでグラニータシチリアーナ

大分暖かくなってきました。

庭のジャスミンの花のつぼみが少しずつふくらみ始め、早く咲いて、庭中がジャスミンの香りでいっぱいになるのを心待ちに。

シチリアでは、既に30度を越しているとのこと。

昨日、コーヒーのグラニータを作ってみたところ、とっても美味しくできて、これから、夏にかけてのデザートにぴったり。ゲストが家に来たときにも喜ばれるメニューだと思います。



シチリア風コーヒーのグラニータ

材料
水 300CC
コーヒー 300CC
ブラウンシュガー 70−80g

生クリーム

レシピ
1. 水を小鍋にいれて、沸騰させ、ブラウンシュガーを入れ、溶かし、シロップを作る。

2. コーヒーを作る

3. "1"と"2"を冷ましたら、混ぜ、アルミ製の入れ物に入れる。

4. 冷凍庫に入れ、数時間、30分ごとに、スプーンでかき混ぜて、グラニータになれば、できあがり。

材料も作り方もとても簡単。ただ30分ごとに、かきまぜるのが面倒だけど。
アルミ製の入れ物は、できれば、平べったい方が、すぐに凍り、時間も短縮されるけど、うちにあったのが、深めのものしかなく、朝11時半に冷凍庫に入れ始め、最初の数時間は、まだまだ液体状で、午後3時半過ぎぐらいからようやく凍り始めてきた。夕食のデザートにちょうど間に合うぐらい、時間がかかってしまったが、すべて、入れ物の大きさ、深さ、コーヒーの量次第。

できあがる前に、生クリームをミキサーでかき混ぜ、食べる20分前に約10分、生クリームも冷凍庫に入れ、残りの10分は、冷凍庫から出しておく。
生クリームも、今回は砂糖をスプーン2杯入れたけど、コーヒーに砂糖が入っているから、生クリームは、砂糖なしでもよいかも。

参考にしたレシピ: http://www.dissapore.com/grande-notizia/la-ricetta-perfetta-granita-al-caffe/コーヒーの量を多めにし、砂糖を少なめにして、あとはバニラがなかったから、バニラなしと、参考にしたレシピから、更にアレンジしましたが、十分に美味しいグラニータになりました。






2016年4月13日水曜日

東京、そしてマリンディに向けて

月曜に、半年振りの血液内科のドットーレとの診察。

主人は、2013年11月に、慢性リンパ性白血病(Leucemia linfatica cronica)と診断された。
そのとき、心不全を起こしかけて1週間入院したときにした血液検査で、たまたま発見された。このタイプの白血病は、アジア人に少ないらしく、欧米人に多いらしい。
急性と違い、ゆっくりと進行、または悪性として一生進行しない場合もあるらしい。
だから、定期的な検診、診察、そして、早期に治療するのが大事で、今まで、半年おきに検診をしてきた。
今までは、進行していず、問題がなかったから、半年おきの検診で済んだ。

でも、毎回毎回、心臓内科や腎臓内科などと違い、血液内科と眼科は、一番嫌な診察。

先日の血液検査の結果と共に、病院へ。

名前を呼ばれ、私たちの番になり、部屋に通された。何人も先生がいて、どの先生に当たるか、わからない。今回はドットレッサ(女性の先生)。

一言で言うと、今回、悪化していると告げられた。
特に、3月にウンブリアで具合が悪くなり、ヘモグロビンの数値が下がり、義父との一件で、急遽モンツァに戻ることになり、再度救急病院(血液内科、その他お世話になっている同サンジェラルド病院)に行き、その際に、輸血をして、その後は、体調が楽になったことを説明し、すべての書類を見せた。

今年の1月の血液検査ではヘモグロビンが、9.7と下がり始め、腎臓内科で、鉄のサプリを新たに処方され、3月5日、ウンブリアでは、ヘモグロビンが7.6まで下がり、その後モンツア、サンジェラルド救急病院で、8.4で、輸血。そして先週の血液検査で、9.8。14.0〜18.0が平均らしいが、主人の年齢、そして主人が持っているすべての病気を踏まえ、10以上ないといけないらしい。ドットレッサ曰く、なぜヘモグロビンが7.6まで下がったか、そして未だに、低いのかを検証しないといけないとのこと。主人が持つ白血病が悪さをして、影響している可能性もあるから、 検査をする必要があると。骨髄穿刺(せんし)(伊 ago aspirato / aspirato midollare)をするようにとの指示。これについて、主人が拒否。本人は、痛みが伴う検査と認識があるらしく、そして、先週、ようやく、彼の本業で、仕事がもしかしたら、任されるかもしれず、この微妙な時期に、検査なんてしていられないと。心臓疾患も持っているから、心筋梗塞を起こす可能性もあるから、即骨髄穿刺をするようにと説明されても、主人は激しく拒否し、私も説得をしたが、本人の意志は固く。困り果て、ドットレッサが、血液内科で一番上の医師に電話をしだした。その後、検査を拒否した旨を書いた紙に主人がサイン。そして、1週間後に、また病院に戻り、血液検査をして、状態を見て、その検査結果次第で、輸血をする手配をすることになった。その際、また、骨髄穿刺の話しがでることになると思うが、月曜は、本人も相当びっくりして、心の準備も全くできていなかったから、思いっきり拒否をしたけど、来週までには、骨髄穿刺を受ける覚悟を決めることになるのではと。

今まで、病院で辛く、苦しんでいる姿を見て来ているのと、それに本人の性格上、本人が嫌と言っているときに、無理矢理説得しても逆効果なのはわかっているから、今回はこれでいいと思っている。ドットレッサからは、今週はできるだけ、安静にしているようにと言われた。あまりストレスを感じないように、私たちの普通の生活をしていれば、主人の体調に問題がないのはわかってるから、あまり病気の話しはせずに、楽しく、穏やかに、いつもの日常を過ごしている。月曜は、病院の後、ホームドクターのところにも、別件で行き、そのときに、骨髄穿刺を拒否した旨が書かれている書類を見せたら、ドクターからも、当然のことだが、骨髄穿刺の検査をするようにと念を押され、渋々ながらも、覚悟を決めはじめているような気がした。

そして、今朝。主人が自分から、骨髄穿刺の検査について、"自分は絶対にやらない"と駄々をこねはじめたから、さりげなく、麻酔もするし、ネットで色々と読んだら、そんなに痛みはないみたいと言っても、また子供のように拒否。

"もしかしたら悪化していなくて、化学療法までいかないかもしれないし、もし悪化していても、早めに治療すればいいだけだから。それに、ようやく仕事が入るってときに、ずっと働きたくても仕事がなくて苦しかったのに、検査せずに、悪化してから入院して治療では遅すぎる。また仕事も失うだろうし、今度こそは命を失うことになりかねない。1度経験しているわけだから、もう同じことは繰り返したくない。私に意地悪をしたいなら、検査せずに、したいようにすれば!私は、早く以前のように仕事してもらいたいし、そして、色んなところに休暇に連れていってもらわないと困る!いずれ日本にも一緒に行きたいし、それにケニアにも一度は行きたい!"と言ったら、本人、黙りはじめ。

ぼそっと、"ケニアは一度一緒に行ったじゃない。"と。

"ザンジバルは行ったけど、私が言ってるのは、マリンディ!あなただって、マリンディにまた行きたいでしょ?"と言ったら、

"うん。。"と。

マリンディとは、ケニアの1都市で、イタリアの芸能人や有名人、リッチな人々に人気のリゾート地。主人は、ある時期、マリンディ〜イタリア間で仕事をしていたから、マリンディには毎月のように行っていた時期があり、彼にとって、第二のふるさとのような場所。

来週の月曜日は、またヘビーな1日になるだろうけど、それまで、普通の日常を穏やかに過ごすことにする。

ザンジバルで買った海や自然がきれいな写真集でも、リビングに置いておこうっと。







化粧品の衝動買い

この悶々とする普段の日常については、こちらのブログ、“ピアノピアニーノ”  https://ameblo.jp/pianopianino/ に書いていますが。 週末、久々のミラノでの衝動買い。 化粧品! ミラノは週末によく行っていても、あまりゆっくりショッピン...