2016年9月28日水曜日

マクドナルドデビュー

先日、義父がマルティーノと共に、ウンブリアに帰りました。

運転できるぐらいまで元気になった義父、1人で、ミラノ〜ウンブリア間、500キロを
運転して、無事帰りました。

しかし、問題は、その後。

どうも、家に到着する前に、地元のワイナリーに立ち寄り、ワイン購入。

もちろん、ミラノの私たちや親戚には、ワインを飲んだとは言いませんが。
昨夜、家の階段から落ちたらしく、また、昼、叔母が電話すると、口が回っていなかったらしく。そして、主人が昼時に電話しても、主人の電話には出ず。

やはり、今回、たくさんの嘘、本人なりの理由を作り、ウンブリアに急に帰ったのは、ワイン飲みたいだけの理由でした。

今回の同居の結論。

"それぞれが、自分自身の家にいるべき。"= 同居は無理。

さて、話しは代わり。

先週土曜日に、ベアとプーパを連れて、動物病院へ。
今回の目的はいくつかあり。

プーパもですが、ベアは、動物病院に着くと、病院に入りたがらず。



待合室でも。


椅子の下に隠れ。自分は小さなネズミでもなったかのように、主人の足元の後ろに隠れ。


そして、私たちの番になり、診察室へ。

まずは、プーパのお腹にある、おできを診てもらいました。
プーパが出産時に、除去したはずのおできが、またできたので、診てもらったのですが、脂肪の塊とのことで、何の心配もないとのこと。
一安心です。
ただ、体重を測ってもらい、ほぼ、妊婦(犬)時の体重、2,6キロにまでなっていて、ダイエットをするように言われてしまいました。また、胴体が太りすぎて、胴体のラインがなく、長方形で、"タボリーノ"(小さいテーブル)と呼ばれてしまいました。

そして、ベアは、ただ体重測定のみ。



体重測定も嫌がり、体重計に乗っけるのも一苦労。

ほぼ6ヶ月に近づいたベア。先月の体重測定では、22,1キロだったのが、今回は、31,8キロ。どれだけ成長するんだか。2年は成長期らしいので、まだまだ、成長します。

あとは、スカールの去勢手術の予約。
早かれ遅かれ、ベアの生理はまだ始まると、スカールのことが厄介。
既に、ベアにまとわりつき、まだまだ子供なのに、色々と教え込んでいるスカール。
3年前には、プーパを妊娠させていて、チワワとピンチャーの間にできる仔犬たちは、すぐに新しい飼い主が見つかったけど、出産を含め、すべてのことをベアに置き換えてみると、想像するだけで、ぞっとします。
そして、ベアについては、いずれ、もしかしたら、仔犬を産ませたいとも考えているので、今回、スカールの去勢手術をすることに決めました。
手術は、今週の土曜日。動物病院が開く前、朝早くに、連れて行き、手術の前に、血液検査などするようです。手術はすぐに終わるらしく、その日の夕方には、退院できるとのこと。

病院の後、私たちが向かったのは。

マック!

ベアにとっては、初めてのマクドナルドでした。

マクドナルドもIT化が進み、今までのように、列に並んで、カウンターで注文するのではなく、大きな画面、まるで、巨大iPadのような、タッチパネルで、各自注文します。このシステム、導入して間もないみたいで、店員に手伝ってもらいながら、注文。

マックで、ワンコが大好きな、マックチキンナゲットも大量に買い。

病院の後、マックでほっとするベア。




私たちが注文したポテトやナゲット達がテーブルに運ばれてきても、何がなんだか理解できていない様子で、初めてのマックチキンナゲットも、10秒ほどまずは観察。



そして、食べ始め。


美味しい!とわかると、20ピース入りのナゲット、あっという間になくなっていました。


ちなみに、プーパも同じ。ベアばかりで、プーパの写真がない。。

食後は、もらったマックの無料券で、ソフトクリーム。

このソフトクリーム、とても美味しかったです。

日本のソフトクリームと同じ感じで、普段、イタリアのジェラートばかりだからか、日本が懐かしく感じた一時でした。

半分以上、ベアが食べていたけど。




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2016年9月22日木曜日

兄弟

スカールとマルティーノは兄弟です。

マルティーノは、2008年生まれ。

スカールは、2009年生まれ。

マンマは、元祖プーパ(ピンチャー)。2010年冬に、天国に旅立ちました。

見ての通り、パパは違います。笑

マルティーノ。思いのほか、珍しく、かわいく写りました。



マルティーノは、産まれて、義父の元彼女のポーランド女が仔犬を欲しがり、ウンブリアの義父のところに引き取られました。

スカールは、主人の息子のマテオが突然交通事故で亡くなり、ちょうどお葬式の日に産まれたのが縁で、他の人に譲ることができず、そのまま一緒にいます。


2人とも、超甘えん坊。

スカールに関していえば、女好き。そして、キス魔。
私の友人たち(女性)が、日本から泊まりにくると、ベッドに一緒に入りたがります。
そして、部屋から追い出し、扉を閉めると、扉の前でずっと待っています。

iPhoneを向けて写真を撮るとき、いつもやる、彼なりのポーズ。


マルティーノが義父と共にやってきて、スカールと対面したときは、マルティーノ、相当攻撃的になり、スカールと喧嘩ばかり。

最近かなり落ち着いたけど、それでも、たまに、どうでもいいことで喧嘩してます。

兄弟関係。

人間だけでなく、犬も同じみたい。


この距離感。

兄弟関係を表してるよう。

最近の問題は、ベアを巡り、三角関係。

マルティーノは、いつもベアの後ろにつきまとい。ベアは、まだ5ヶ月の仔犬。発情期までまだ約5ヶ月はあるものの、マルティーノは、ベアにまたがってます。
マルティーノは、ベアの恋人気分。いつもべったり。
ベアとしては、ただのお友達。
そして、基本、ベアに興味がまったくないスカールも、最近では、ベアといちゃつき。スカールは、ただ単に、"やりたい"だけ。
マルティーノとベアはいつも陰で、私たちの目を盗み、こっそりいちゃついていますが、スカールがベアといちゃついているときは、マルティーノが怒りまくり、吠えるので、私としては、わかりやすく。

この状況で、ベアに発情期が来てしまっては、もちろん間違いが起こっては困ります。相当のストレスは、すぐ予測できること。ちなみに、数年前、スカールは、チワワのプーパを妊娠させています。チワワだから、仔犬の引き取り手も簡単に見つかったけど、ベアとスカール、もしくはベアとマルティーノの子なんて、想像しただけでも、気持ち悪い!

ベアは、いずれ、もしかしたら、ちゃんとしたハスバンドを私たちが見つけて、仔犬を産ませることも少し考えているので、今回は、スカールの不妊手術の手配をしようかと思っています。

マルティーノとベア。ベアは、まだまだ子供。



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義父の決断

義父、セストサンジョバンニに住む3つ下の妹のところに、ランチに出かけました。
車で。
同居生活から、2ヶ月。
当初は、アルコール、そして安定剤の乱用で、足元もフラフラ、そして頭もボケていて、
先は長くないのではと感じさせるほどでしたが、この2ヶ月、本物のワインから、アルコールゼロのスプマンテのみを飲み続け、すっかり元気になりました。
頭もしっかりしていて、運転まで普通にできるようになりました。
叔母に話しを聞くと、ここ4−5年の、義父の運転は、本当に恐ろしかったらしいです。
運転中に寝ることもあったり。ちなみに、今年の2月、私たちがウンブリアにいる間も、車を何度も家の車庫や近所でぶつけたり。

すっかり、元気になったのに。

この時点まできて、本物のワインが飲みたくなったらしく、私たちの家、そしてミラノの親戚の家でも、本物のワインは飲めないので、ウンブリア、カンナーラに帰ると。

もちろん、本物のワインが飲みたいから帰る!とは言いませんが。

発端は、数日前のこと。

ある個人的な問題で、主人が、至急弁護士を頼み、解決させないといけないことがあり、カンナーラの義父の家の隣に住む親戚で、ウンブリア(?)で相当優秀で有名と言われるピエトロに頼みたく、ピエトロに電話しないとと言い出したとき、義父が、"ピエトロに話しがしたいなら、じゃあ、この週末、カンナーラ帰ろう!"と。
毎月、15日置き感覚で、この夏、ミラノ-ウンブリア間、片道、500キロを運転させられ、カンナーラまで、義父のどうでもいい用事で、付き合わされ、しかも、弁護士のピエトロとは、もちろん、電話、メールで話しが解決することだから、わざわざ行く必要もないから、主人は、激しく、義父の提案を拒否。

すると、1人で帰ると。

ちなみに、2週間程前、ウンブリア戻ったときに、本人の車を、自分で運転して、我が家まで来ているので、自分の車で、1人で帰るとのこと。

しかも、数日間でなく、もう我が家には戻ってくる気がないようで、自分のワンコも連れて、そして、カンナーラ帰ってから、自分のお世話をしてくれる、東欧人の住み込み介護女(バダンテ)を探し始めてます。

アルコールを口にせず、ようやく頭もしっかりしてるこの時点で、この決断。
なんだか、虚しい。

しかも、私たちには、名目上、カンナーラの家、泥棒に入られてないだろうかとか、庭の手入れをしないと、とかの理由で、帰りたいと言っていたけど、セストに住む叔母には、"アルベルト(主人)の家で、彼らと住むのは居心地が悪い。自分は家族でなく、客のような感じだ"と言っているらしく、更に叔母も、私のことを"彼女は最近いつも怒ってる"と。私は、理解してくれていると信じていた叔母に愚痴を聞いてもらっていただけなのに、そう言われ、主人は、叔母にもキレ出し、ヴァッファンクーロ!(最上級の罵り言葉)と叫び叔母との電話を切った。

ちなみに、先週末、義父が、義弟の家にランチに行ったときにも、私たちと住むのは居心地が悪いと既に言っていたようで、さすがの義弟は、ワインが飲みたくなったんだろうとの理解でした。

とのことで、日曜日、カンナーラに1人で車で帰るらしい。

しかし、カーナビも使えない、っていうか持っていないし、まず、ミラノから、高速の入り方などわかるんだろうか。20年前ぐらいまでは、ミラノ-ウンブリア間、何度も往復していたらしいけど、今となっては、以前自分が住んでいたモンツァの家の近所も覚えてないらしいし。

カンナーラに帰る!と、本人の意志は固く。ためらいもなく、逆に清々しさを感じてしまう。

ワイン飲みたさに。

飲めば、また、すぐに、フラフラになり、歩けもしなくなり、頭も働かなくなるのに。そして、体調も悪くなるのに。
今回が、最後のチャンスのはずなのに。
そして、食事に関しても、住み込みの東欧人女たちは、賃金のために、一緒にいるだけで、食事すらほとんど作らず、ワインさえあれば満足な義父に、ワインだけ与え。そして、更に精神安定剤の服用もまた再開するだろうし。(この2ヶ月、本人が飲んでいると思っているいつもの安定剤、私がこっそり捨てて、中に水を入れてる)

今、頭がしっかりしているのに、この決断をした義父のことを本当に残念に思う。

それにしても、義弟にしても、叔母たちにしても、誰1人とも、引き止めようとしないのも、笑える。


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2016年9月21日水曜日

モンツァでアペリティーボ

アペリティーボをしに、よく行くこのお店。


モンツァにあります。

見ての通り、魚屋さんとトラットリアをミックスさせたお店。
とはいえ、スタンド席が、いくつかあるのみですが、夜になると、食事をする客で一杯になります。ここ数日前まで、心地よい日差しもあり、天気が良かったので、まだ、店の外のオープンスペースで食事することもできました。


アペリティーボは、1杯のスプマンテとちょっとしたおつまみ程度の魚料理で、10ユーロ。生ガキを注文することもできます。普段私たちが、アペリティーボをしに行くお店に比べれば、少し高めですが、大好きなお店です。


PESCHERIA Fish & Wine
Via Vittorio Emanuele II 29 C
Monza
Tel 039326051


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2016年9月20日火曜日

ウンブリアからのお土産

2週間前、義父と主人が、4日間、ウンブリアに行っていました。

そのときのお土産!

まずは、パスタ。

タリアテッレとレモンのラビオリ。



帰ってきた日の夜、早速、レモンのラビオリをトリュフのソースで。



このレモンのラビオリが、本当に美味しい。
中に、リコッタとレモンの皮が入っていて、このレモンの皮の量が程よく、
レモンの皮の固さも歯ごたえがあり、そして、ちょうどいい加減のレモンの香りが口の中に広がります。

トリュフのソースは、これ〜。


GIULIANO TARTUFI
もちろん、ウンブリアの会社。
大好きなメーカーです。トリュフの香りが強く、そして上品。
このトリュフソース、日本から時々来るクライアントに一度プレゼントしたら、とても喜ばれ、また頼まれました。
普通の茹でたパスタに、このトリュフソースをティースプーンで一杯とオリーブオイルで混ぜて食べるだけでも美味しいです。



パスタは、サンタマリアのMargio'という生パスタのお店で。本当にオススメです。

そして、甘いブリオッシュなどは、いつもの行きつけ、フォリーニョにあるパスティッチェリア Merendoni から。http://milanoamici.blogspot.it/2016/03/blog-post_88.html
帰ってくる日、朝6時に発つ前に、主人が朝5時にパスティッチェリアに行ったら、大勢の人でにぎわっていたらしいです。若者たちが多く、みんなディスコなどで踊り、楽しんだあとに、お腹空かせて、パスティッチェリアに。
主人は、お店にあるもの、全部、買い占めてきたらしいです。
それが、これ。



ミラノでは、味わえない、素朴で美味しいブリオッシュ。


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2016年夏 その3

新学期が始まる前日、夏休み最終日に、ずっと放っておいた夏休みの絵日記や宿題をやっている気分で、書いています!

8月31日は、プーパの誕生日でした。5歳になりました。

お祝いに、大好物のポッロ(ポッロとは、チキン)!

チキンの丸焼きを買いに、ミラノまで。

もちろん、家の近所のスーパーでもよかったのですが、特別にその日は、ミラノまで。


道の真ん中にあって、いつも大勢の人で混んでいます。このお店の売りは、出来立てチキンの丸焼き。その他、色々な種類のお惣菜も売っています。





GIANNASI
Piazza Bruno Buozzi / Corso Lodi 15

家に帰り。

骨がついている部分が大好きなプーパ。

堪能して、食べ尽していました。



もちろん、他のワンコたちも、この日は大満足。

チキンは、ワンコの大好物です。

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依存症

朝晩、涼しくなりました。
日中は、気持ちのよい日差しがあり、清々しい秋の陽気です。

日々、日常に追われ、義父と生活することで、年を取ること、そして、義父の依存症についてなど、考えさせられます。そして、私の母を思い出します。

依存症。

義父の依存。
まずは、アルコール。ワイン限定。
食事の際には、ワインがないとダメ。
以前は、毎食、ワイン2本は飲んでいたらしい。
ここ数年は、ワインをスパークリングウオーターで薄め、冷蔵庫で、キンキンに冷やし、毎食、ボトル一本。
そして、今回、私たちとの同居で、我々がネットで見つけた、ノンアルコールスプマンテ。(http://milanoamici.blogspot.it/2016/07/blog-post_12.html
これを、毎食一本ずつ、ここ2ヶ月飲み続けています。
つまり、ここ2ヶ月、義父は本物のワイン、本物のアルコールを口にしていません。
先週一度だけ、アペリティーボで、スプマンテを一杯飲んだきり。
2ヶ月前、義父が、我が家に来た当時は、ワイン、そして、それなりの量の安定剤の服用で、頭もおかしく、声は弱々しく、私の名前も間違って呼んだり、足もふらついていて、見ていられない状態でしたが、このノンアルコールスプマンテのおかげで、元気になりました。とりあえず、このノンアルコールスプマンテで、満足な、義父。
でも、偽物でも、ワインがないと食事ができない義父。

そして、もう1つの依存は。
1人でいられないということ。
人に対する依存。共依存の1つかと思われます。
前回にも書きましたが、この2ヶ月、私と主人の自由な時間、プライベートの時間は、ありません。

それでも、義父の、1人でいられない依存症は、私の母に比べれば、まだまだかわいく。

私の母は、鬱の他に、共依存でもあります。それもかなり深刻です。本人が全く認識していないから、更に問題ですが。
それは、私が、20代後半の頃、始まりました。
私が子供の頃は、美しく、心優しく、そして聡明で、頭の良かった母。
学校で問題があると、すぐに、母に相談し、私の気持ちを一番にわかってくれて、いつも私の味方であった母。
それが、母の弟が交通事故で亡くなり、実家の年老いた両親の世話をする頃から、次第に、ゆっくりでないスピードで、母が狂い出しました。
娘たちがそれぞれ自分の道を行くことを不快に思う母。
娘たちの幸せを喜べない母。
具体的に言うと、私が仕事をすること、友達と会うことなど、すべての行動が気に入らず、朝、家を出る前に、感情的になられ、殴られたこと、何度あることか。
そのときの、痛みは、一生忘れません。
叩かれた痛みは耐えられます。そして、肉体的痛みは、時間が経てば治りますが、叩かれているときの、感情、虚しさ、やるせなさなども含め、心にできた傷は、一生残ります。
父に対しても同じです。
父は、母が狂うのが怖く、母に同調することでしか生きて行けず。
父も、次第に、母の共依存に巻き込まれ、感化され。
父に騙され、会いに行き、暴力を振るわれたこと、一生忘れません。

こうして、あの時代を思い出すこと、書く事には、相当のエネルギーが必要ですが、書きたい気分なので、書きます。
多分、友人も含め、読んでる方々には、理解不能かもしれませんが、ご了承ください。

私は、病んでいる父と母に、楽に、楽しく生きてもらいたく、試行錯誤で、色々な手を尽くしましたが、結局無意味に終わりました。疲れ果てました。私自身、彼らとの戦いに、身も心も疲れ果て、必死で、彼らから逃げました。
歪んだ愛情、本物でない愛情を無理強いされ、私が父と母を思う気持ちをないがしろにされ、途方に暮れ、本物の愛というものがわからなくなっていました。
そんなとき、上智大学のイグナチオ教会に、自然と足が向き、毎週、ガラルダ神父の聖書のクラスで癒され、教会の掲示板で目にした、愛のクラスを受講したこともありました。
そのクラスは、10名近くのクラスで、ほぼ周りの人々は常連の方ばかり。中年のご夫婦や独身女性など。当時、私が一番若かったかと思います。又、イグナチオで結婚式を控えた若いカップルもたまに受講していました。
私が初めて受講した日。
周りは、みんな友人同士なので、私が教室に入ると、少し不思議な空気を感じました。
そして、すぐに、ガラルダ神父が入られ、新メンバーの私の顔を見ると、優しいお声で、"自己紹介お願いします。君はどうしてこのクラスに来たの?"と。ガラルダ神父の暖かい口調、そして、優しい目を見た瞬間に、私、泣き崩れました。大の大人にも関わらず、大泣き。初対面、そして、他の人達の前で。
結局、そのときは、頭もほぼ真っ白で、自己紹介すらろくにできない状態でしたが、周りの方々の温かさに触れ、少しずつ、自分の問題を説明し、そのとき、ガラルダ神父だけでなく、特に、毎週いらしていた、中年のご夫婦には、お世話になり、今でも忘れません。

このイタリアの地で、毎週日曜日にガラルダ神父を思い出します。
毎週日曜、バチカンのローマ法王をテレビで生中継で放送されています。
今のパーパ フランチェスコ(ローマ法皇のことを、イタリア語で、パーパと呼びます)の優しい語り口調、そして、わかりやすく、シンプル、庶民的なところ、ガラルダ神父を思い出さずにはいられません。)

又、当時、ネットで色々と調べ、母の問題が、共依存ということがわかり、父と母に楽に楽しく生きてもらいたいがために、共依存、家族問題専門の、心理カウンセリングにも通いました。その際のカウンセラーの方にも助けられました。父と母のために通い出したカウンセリングが、結局は、私のためとなりました。父と母を変えることは何もできませんでしたが、私自身が間違っていない事、それまで精一杯父と母自身に誠実に対応したこと、そして、私自身は、自由であることを確信することができ、その後、前に進むための強さを、カウンセラーからもらいました。

母は、暴力だけでなく、精神的虐待で、私や妹の自信、心をズタズタにしてきました。

義父の依存は、暴力的なことは全くないので、まだ楽ですが、根本の問題は同じかと思います。

母も義父も、大きな孤独を抱えています。

人はそれぞれ孤独ですが、孤独とどう向き合うか。
生きることをどう楽しむかは、年を重ねるごとに、課題となります。

重たい事をたくさん書いてしまったので、気分を変え。

最近のベア。そして、後ろには、ベアに恋するマルティーノ。いつも、べったり。



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2016年9月14日水曜日

2016年夏 その2 フェッラゴスト

今更の話題だけど、8月15日、今年のフェッラゴストの祝日は、外食!

いつもは、我が家で、ミラノの叔母と一緒に食事するのですが、今年のフェッラゴストは、義父がごちそうしてくれるとのことで(主人が、無理矢理そう言わせたから、自発的でなく)、久々の外食(つまり、料理、後片付けする必要がない!!)を、密かに心待ちにしていた私。

今年2月にウンブリアでの1ヶ月半程の同居、そして、7月から始まった、我が家での同居を通して、義父を分析した結果、

義父=アル中、1人でいられない病、Super自分勝手、Superケチ、一生バカンス気分 etc

イタリア語で、"超"と強調したいときに、Super(イタリア語的には、スーペル)を前につけます。

義父は、本当に運の良い人で、若い頃、仕事にも恵まれ、今では倒産したけど、当時は有名だった、イタリアのバイクメーカーで、それなりの地位もあり、モンツァ、ミラノの銀行のお偉い方々とは、テニス仲間だったり、お友達が多く。
55歳に、仕事を辞め、それ以来、ペンシオーネ(年金)を、2400ユーロ、毎月もらっています。すべてのお年寄りの方が、こんなに高額の年金をもらえるはずはなく。
とにかく、運がいいというか。お金に困った事のない人。

お金のことに関して言えば、

毎朝私が買う新聞代も、私たち負担。
彼のみが毎食食べる、高価な生ハムも私たち負担。
スーパーでの食料品の買い出しも、95%、私たち負担。

普通のワインの3倍はするアルコールゼロのワインのみ、義父は喜んで支払。

スーパーの買い出しに、義父も、無理矢理連れて行くのですが、レジで並び始めると、颯爽と逃げます。あからさまに。払うのが嫌だから、スーパーの外へと逃走。

そして、金銭的以外のことより。

1人でいられない性格だから、主人と私だけで出かけるということができません。プライベートの時間がありません。
近所の肉屋、しまいには、プーパ(チワワ)のワクチン接種のために動物病院に行くのさえ、義父もついてきます。

つまり、ウザい。 

家にいても、いちいち面倒。

昨夜のこと。

我が家には、一階だけで、テレビが3つ。キッチンダイニング、リビング、そして庭。

サッカーの試合を見るのにも、義父は、リビングで観る!と。

性格が真逆な叔母、そして主人は、外の空気が気持ちいいから庭で観戦しようと。

ちなみに、ミラノに住む独身の叔母は逆に1人の時間が必要!!と言っているのに、ほぼ毎晩、我が家に無理矢理来させ、義父の話し相手。私たちだけでは大変だから、叔母も巻き込んでます。

義父は、"みんなで"、リビングで観たかったのに、誰もリビングでは観たくなく、機嫌悪くなり、怒り出し。
ま、結局、私たちは、庭に移動し、義父は、ふくれて、1人でリビングで観戦。
庭で、私は、叔母に、日常での義父のこと、ぶちまけてました。

細かいことを言ったら、キリがなく、本が書けるぐらい。

金銭的なことに、特に、愛する家族、友人には、寛大、大雑把な私たちなのですが。言い換えれば、お金を負担することは、その人に対する愛情、気持ちの表しなので、見返りは期待しないのですが、ずる賢く、自分がお金を払わず、リスペクト、感謝がまったくなく、好き放題することができる状況を作り、私たちを利用し、奴隷のように扱う義父にはうんざり。2月のウンブリアでの同居は、義父の家での同居だったから、更にストレスが溜る一方だったけど、ここは、我が家だから、私たちのペースで生活できるかと思いきや。

我が家。
私たちの家。
義父の家でないのに、すべてが、義父のペース。
私たちの家なのに、全くリラックスできない環境になっています。

この2ヶ月、アルコールゼロワインを飲み。
つまり、アルコールには全く口をつけず、すっかり健康体に戻った、義父。
その一方、主人は、ただでさえ病気をたくさん抱えているのに、休む暇もなく、できるだけストレスがかからない生活を送らないといけないのに、ようやく上手く回り始めている仕事もあるのに、義父に朝から晩まで振り回され、最悪。(イタリア語では、こういうとき、"悪夢"、インクボ、といいます。)

このイタリア生活で学んだこと。
とにかく、不満、ストレスは、溜めないこと。わがままなぐらいに、どれだけ大変な思いをしているかを、周囲にアピールすること。そうじゃないと、損するのみ。
そして、私の場合、主人の性格が、ある程度溜めて溜めて、後で、大爆発するので、私が日々、特に唯一義父に強く言える叔母に爆発しています。
2月の同居で、主人が無理して溜め込んで、最終的に肺炎になりかけた経験をまた繰り返したくないので。

義父との日常について話し始めたら、本題から逸れてしまいましたが、

とにかく、このドケチな義父が、フェッラゴストにおごってくれる!と。
ただ単に、自分が、山のレストランで、フンギポルチーニが食べたかっただけなんですが。今年の2月の、私たちの結婚記念日の食事にも、ついてきて、そのときに行った山のレストランが気に入り。

ベルガモを超え、ミネラルウオーターで有名なサンペレグリーノを目指し。



わかりづらいけど、奥の赤い建物は、Trussardiのアウトレット!いつも通り過ぎるのみで、一度は行ってみたいと思ってます。TrussardiのCEO&ミッシェルフンジガー(スイス人のモデル、司会者などでイタリアでも活躍)は、ベルガモに大豪邸を持っていたり、ベルガモも、リッチな人々が少なくないです。





そして、レストランに到着。レストランの写真がないけど、外から見ると、飾り気のない建物。中はシンプルで、小綺麗。この日のように、祝日でない限り、週末でも、空いているのですが、この日は、大混雑。

ポルチーニ茸のパスタ。


お腹いっぱいだったけど、セコンドは、お魚のフリットをみんなでシェア。


順序が逆になってしまいましたが、前菜に戻り、私は、魚介のサラダ。


主人と義父の前菜は、ポレンタ、サラミ、そして、ポルチーニ茸。これ一人分の前菜。


ちなみに、ただでさえ、お腹が弱い義父は、ポルチーニを食べ過ぎ、その後、トイレに駆け込み。笑

これから、秋にかけ、更にポルチーニが美味しくなる季節ですが、今度は、いつ行けることやら。。

祝日の食事の際には、前もって予約しておいは方がよいです。

Da Aldo
Via Guglielmo Marconi 68
24010
Algua

Tel 034597103

https://www.tripadvisor.it/Restaurant_Review-g2464979-d2461752-Reviews-Da_Aldo-Algua_Province_of_Bergamo_Lombardy.html


化粧品の衝動買い

この悶々とする普段の日常については、こちらのブログ、“ピアノピアニーノ”  https://ameblo.jp/pianopianino/ に書いていますが。 週末、久々のミラノでの衝動買い。 化粧品! ミラノは週末によく行っていても、あまりゆっくりショッピン...