2016年3月11日金曜日

再び、プロントソッコルソ(救急病院)

午後から、プロントソッコルソへ。

主人の肺炎は、抗生物質のおかげで、かなりよくなっているようだが、
相変わらず、エモグロビンが低いせいか、少し歩くだけで、息切れをしてしまい、疲労感が激しいらしく、家で寝ていることが多く。

2013年から、プロントソッコルソにお世話になることが多く、プロントソッコルソ→即入院となったのが、2度あるから、行きたがらず、不安で、昨夜は眠れなかったらしい。

朝、ゆっくり起きて、ゆっくり準備をし。
いつもお世話になっている、モンツァにあるサンジェラルド病院のプロントソッコルソに到着。
受付で、テッセラサニータリア(健康保険証のようなもの)を提示し、症状を説明し、血圧、体温、呼吸の検査。そこで、受付の人から、一枚の紙を渡される。
そこには、個人情報の他に、患者の重症度を示すトリアージが書かれている。
主人の場合、2度ほど、受付から、紙すら渡されず、ダイレクトに診察室に運ばたことがあり、そのときは、きっと重症度で一番上の赤、もしくは黄色のトリアージだったんだと思う。もちろん、その際は、即入院。
受付を終え、主人が、"何色?"と。
で、私、その紙を見ると、まず目に飛び込んだのが。
その紙には、誰が同伴したか、妻、夫、恋人、とかかかれているところがあり、
そこに、なんと!
"娘"と!!大笑い。主人は、怒り狂い、受付に戻り、文句を言いに。
年の差はある方だけど、普段は年齢の割には、若く見えるはずの主人。
体調悪いから、受付の人にそう映ったのか。それにしても、私と主人、全く似てないし、私がイタリア人ならともかく。。
とにかく、受付の後、笑える余裕があったのも、あまり大ごとにはならない要素かと。
それに、受付に文句を言いに行く余裕すらあったわけだから。
ちなみに、トリアージの色は緑。緑は、緊急を要さない色。
一番、軽症が、白。その次が、緑、そしてその上が、黄色、赤。
待合室に、それほど人がいなかったけど、皆、イライラしながら自分の番を待っていた。14時の段階で、11時から待ってると言ってる人もいた。
主人が、診察室に呼ばれたのは、1時間後。待ち時間としては、とても短い方。
まず、診察、心電図測ったり、血液検査、レントゲンなどをした。
でも、そこからが長かった。
アイスティーを飲みながら、ひたすら待ち。

呼ばれたのが、夕方17時半。しかも、アナウンスで、診察室に呼ばれたのではなく、ドットーレ(医者)が、待合室まで呼びにきた。血液検査の結果、やはり、まだエモグロビンの数値が低いとのことで、輸血を要すると。
血液の準備などあるから、輸血するまで、2時間ほど待ってとのこと。主人、ドットーレに歯向かっていましたが、もちろん待つしかなく。
今夜は、ラザニアを食べたいとちょうど話していたところだったから、主人を病院に置き、私は、スーパーマーケットまで行き、食材を買い、自宅に戻り、ラザニアを作り。そして、主人から、輸血、診察などすべて終わったと、夜7時半に電話が来て、チワワのプーパと共に、車を飛ばし、病院まで迎えに。
輸血後、大分気分が良いらしく、体調もかなり良くなっている様子。
顔色も、数時間前とはまったく違い。
まだ、肺炎の方も数日前より良くなってはいるものの、まだ完治していないとのことで、再度、抗生物質の処方箋をもらい、エアソル(吸入器)を自宅で使うようにと。
あと、10日後に、また血液検査をすることと。

それにしても、午後から夜にかけて、相当時間がかかったけど、輸血できて、本人の体調もよくなり、気持ちも落ち着いたので、やはり行ってよかった。そして、本人を待たせてる間に、私が家に帰って、ラザニアを作る余裕があったのも、不思議な感覚と共に、幸せに感じた。今までは、本人をプロントソッコルソに置いて、私1人で帰るときは、いつも、即入院のパターンで、家に、下着や入院セットを急いでパッキングして、再度病院に戻っていたから。





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