2016年3月7日月曜日

再出発、そして日常

ミラノに戻り、やはり我が家は落ち着く。
この家も、色々と問題があり、解決していかないと行けないが。

私の携帯が使えなくなったり、今度はこの家に戻ってきて、ネットがつながらず、
携帯は昨日解決したが、ネットはまだつながらない。ここ2−3日に解決すればよいのだが。

今、再度、出発点に発ち、色々と思うこと、そして、義父との短い同居生活について、書き留めておこうと思う。あとで、ブログにアップすることにする。

昨夜、ようやく、携帯がつながり、先日、病院まで付き添ってくれた、親戚のロベルタにお礼のメッセージを送った。そして、義父が相変わらず飲み過ぎて、大騒ぎして、私たちは、耐えられず、即ミラノに戻ったことを知らせた。ロベルタは、既に昨日朝、去年暮れまで数ヶ月、義父の住み込み介護をしていたウクライナ人に、義父の家の前で会ったので、私たちがミラノに戻ったことは知っていた。

今週末の流れ。
土曜一日中、私たちは病院→義父は家で1人ワインを飲む→私たち帰宅後一緒にディナー→食事中もワイン→そして大げんか。義父、私たちに、出て行け!などその他罵倒→主人、耐えられず、キレ出した。そして、一瞬呼吸困難。→ミラノにすぐ戻るしかないと、決断。→夜11時、カンナーラを去る→翌早朝4時にミラノ到着→義父は、私たちの同居前に2ヶ月ほど、義父のお世話を住み込みでしていた、ウクライナ人に電話。→即、ウクライナ人が義父宅に戻る。→そして、義父の以前までの日常が戻り、私たちのミラノでの日常も取り戻される。

ロベルタからは、ミラノに戻って正解だと言われた。義父は、もう手に負えないからと。
私たち以上に、義父のことをわかっている。そして、彼女も、介護で色々と苦労、経験していて、先日病院で数時間待たされている間、同居についてなど、アドバイス、そして、義父とのことでアドバイスをもらっていたところだった。

とにかく、ロベルタから、主人の健康のためには、ミラノに戻って正解と言われ、私が突発に下した決断が間違っていなかったと更に確信した。

2016年3月6日日曜日

急遽、ミラノへ

昨日は長い1日でした。 
朝、フォリーニョの病院へ主人を連れて行くため、まずは、義父のランチの準備のため、買いだし。メインは、いつも通り、生ハムにパルミッジャーノ。生ハム(とワイン)さえあれば、生きていけるらしい。  
バタバタと家に戻るとき、隣に住む従兄弟の奥さん、ロベルタに会った。ロベルタから、主人の様子を聞かれ、歩くのも呼吸が荒くなり今から病院に行く旨を話すと、一緒に付き添ってくれると。知らない土地で、まずは初めての病院、勝手もわからず、歩くこともきつい病人を連れて行くのは、初めてではないが、心細い。今回は、ロベルタに一緒に来てもらい、本当に有り難かった。朝11時に病院に入り、緊急と書かれた紙を持っていたにもかかわらず、受付、検査、診察と全て完了して、病院を出たのが、午後4時半。また月曜日に病院に来るようにと言われたが。

私達が病院にいる間、義父は、ワインを飲んでいたらしく、私達が帰り、少し口調がアグレッシブになっていたことから、すぐにわかった。ディナーで、更に3杯飲み、酔っ払い。叫び出し、主人に罵声をあげ、たまりかねた主人もキレ出し。義父は、うちから出て行け!と。その他、色々と汚い言葉を放ち。私達も我慢できず、すぐに荷造りを始め、即、車に乗り、夜11時に実家を出た。そして、朝4時にミラノへ到着。大げんかのとき、ただでさえ、具合が悪く、呼吸苦しいのに、更に、呼吸が荒くなる主人を見て、やはり同居は無理で、ミラノに戻ろうと、一瞬に決断できた。

2016年3月4日金曜日

フォリーニョで美味しい朝食

たまには、美味しいお話を。

私たちの朝食は、大体、外で。

というか、イタリアでは典型ですよね、バールでの朝食。
モンツァにいるときも、特に週末は、近所のバールで、カプチーノとブリオッシュ。

そしてここウンブリアでは、私たちの生活が変わってしまい、(というか、義父に振り回され)朝の数時間が、唯一ほっとする時間。
先週までは、何十年も、家族ぐるみで仲良くしている友達が経営する、Santa Maria degli Angeli にあるパスティッチェリア(お菓子屋さん)に毎朝行って、朝食を楽しんでいましたが、数日前、Foligno(フォリーニョ)に、美味しーいパスティッチェリア兼バールを発見してしまいました!主人は、以前、亡くなった義母がずっと体調が悪かったとき、ミラノから、車を飛ばし、よくカンナーラの親のところに来ていて、ウンブリアにあまりにも朝早く着いた際、唯一空いていたバールが、このMerendoni、メレンドーニ。朝5時半には空いているらしく。
数日前、初めて、このお店に入り、このパスティッチェリアに恋してしまいました。
バールの中は、本当に殺風景。
ミラノのような小洒落た感じはゼロ。
でも、お店を入る前から、美味しい甘い香りが漂い。
バール担当のおじちゃんと裏の厨房でひたすらお菓子やピザを作っているおじちゃんは、兄弟なのかと。とにかく、素朴でフレンドリー。
お菓子の配置なんかも、地味な感じだけど、とにかく美味!
この初日に入ったとき、Sfogliatella con la ricotta e la crema(リコッタチーズとクリームのパイ)を薦められて食べましたが、もうー、繊細な優しい味で、パイも全く重たくなく。

今朝、このパイがまた食べたくて、行ったけど、今朝はなくて、他の甘いパンを食べたけど、それもとても美味しかった。
そして、ちょうど、ピザが焼き上がるとのことだったから、焼き上がるのを待ち、焼きたてを食べ。
また、このピザも美味しい!
見た目、本当に素朴だけど、薄いピザ生地で、私個人的には大好きな種類のピザ。
生地は、さくさく、ふんわり。

ここの、カフェやカプチーノも美味しい。カフェは、余計な苦みがなく、カプチーノは、クリーミー。
ちなみに、ガンベロロッソに去年、一昨年と載っているお店です。
近所の人や、近くで働く、地元の人々が来るお店。
何が幾らするのか、よくわからないけど、私は、甘いクリームが入ったパン、カプチーノ、主人は、小さなサンドウィッチ、コカコーラ、そして2人で焼きたてのピザを2枚
食べて、8ユーロ。安過ぎます。そして、値段だけでなく、この美味しさの質の高さ、ミラノでは、あり得ない。
毎朝、通うことになりそうです。




Bar pasticceria Merendoni Foligno
via Corso nuovo, 5a, Foligno

https://it-it.facebook.com/Bar-pasticceria-Merendoni-Foligno-328808190635735/

フォリーニョの街自体も素敵で、ウンブリアで、3番目に大きな街で、ショッピングも楽しめます。ミラノや他の大都市のように、ブランド店がたくさんあるわけではありませんが、セレクトショップなどが、たくさんあります。

少し安心

直接病院に行くつもりでいたが、急遽、ホームドクターに往診に来てもらった。
義父のホームドクターであるが、主人とほぼ同い年のドクターで、小さいとき、
よくサッカーをして遊んだ仲らしい。
私たちは、既に、ドクターのいる診療所に、数回、リチェッタ(処方箋)を頼みに
行っているので、私も既に面識がある。

ここ最近、少し歩くだけで、呼吸が荒くなり、ただの大風邪なのか、また3年前のように心不全なのかと、特にここ数日、不安だったが、診察によると、心臓、肺は特に問題ないようだとのこと。浮腫もないから、腎不全から来る問題でもないようで、1ヶ月半前にやった血液検査の結果を見せたら、きっとエモグロビンが低すぎるのではとのこと。

明日、病院ですぐに診てもらえるように、緊急と書かれた、インペニャティーバを書いてもらい、緊急で、明日血液検査。

そして、近々、ワクチン注射の話しも出て、肺炎予防のワクチン接種をすることを薦められた。
このワクチンは、一生に一度やればいいらしく、このウンブリアでは、保険適応で、無料で受けられるとのこと。ミラノ、私たちが住むモンツァのあるロンバルディアでも、きっと無料なのではと言われたが、調べておかないと。
私たちは、まだ、住所登録、日本でいう住民票がロンバルディア州にあるので、ウンブリアでは今すぐに受けられず、ロンバルディアに帰ったときに、受けるように、調べてみるつもり。

明日朝、私と主人は病院へ。
ドクターが去り、義父の一言。
"病院、何時に終わるかわからないだろうけど、ランチ、何食べればいいの。プロッシュート(生ハム)はある?"と。
"プロッシュート、明日の分はない!"と私。
"じゃあ、買っておいて。"と義父。
どんな状況でも、食べることしか考えていない、そして、プロッシュートは欠かせないことに、呆れてしまう。




また再び

主人の体調がずっとよくなく、風邪かと思い、1週間抗生物質を飲んでいたが、
全く治る気配はなく。
2週間前にモンツァに一時帰ったときに、病院に無理矢理連れて行くべきだったと
本当に後悔。
心臓疾患や、白血病やら、たくさんの病気を抱えているから、風邪1つにしても危険と言われている。
今年から始まった、義父との生活、共同生活ってそう簡単でなく、家の中が寒過ぎ、免疫力があまりない主人は、すぐに風邪を引いてしまう。
ちなみに、義父は、アルコール依存症だから、いつも体温が高いのと、異常なほどのケチのため、特に夜、義父がワインを飲んだあとは、家全体の暖房を切ってしまう。

今日、病院に連れて行かないといけないが、病院リサーチ中。

ミラノの叔父がこのカンナーラに来た際に、心筋梗塞を起こしかけ、運ばれた病院が、
フォリーニョの病院らしいので、そこに連れて行くつもりだが、どうなることやら。
まずは住所を調べるところから始めないと。

モンツァの病院は、主人のすべての病気の主治医がいて、主人の病歴などすべて把握されている。そして、私自身、いろんな意味で、モンツァの病院は慣れている。2年前、危篤状態に陥って、3ヶ月、一日2回の面会に通ったから。
モンツァの病院は、イタリア内でもとても優秀で有名で、主人の命を助けてくれた医者たちがいるので、信頼できるが、果たして、このあたりの病院はどうなんだろうか。

イタリアは、南と北では、カルチャーが違うところがある。それぞれの特色、特徴などもある。病院に関しても同じ。もちろん、一概に言えないだろうが、北の病院の方が優秀とされている。しかも、しつこいようだが、私たちが、運良く、モンツァに住んでいたから、何かあると、すぐに、モンツァの病院に行っていたが、イタリア全国から患者が集まってきていた。このウンブリアの病院にも、優秀で信頼できる先生がいることを、本当に今は心から望むばかり。

日本とは、医療システムが全く違い、最初は戸惑うことも多かったけど、今では慣れてしまった。

大体、風邪など、大したことがない場合は、病院へは行かない。薬局に行って、薬を買うのみ。そして、本当に病院で診てもらいたい場合は、まず、ホームドクターのところに行き、インペニャティーバという指定の紙に、何科での何のための病院のアポを取りたいのかを簡単に書いてもらい、病院に予約しに行く。病院での予約は、もちろん科にもよるが、6ヶ月待ちなど、普通にあり得る。白血病の検診で、6ヶ月後の次回の検診までに、エコグラフィーを取っておくようにと主治医から宿題をもらい、エコの予約にいったら、1年半後の予約になると言われた。

今日、病院に行くのは、緊急。我が家では、緊急がほとんど。緊急の場合は、プロントソッコルソという病院の救急に行く。モンツァの病院でさえ、3−4時間待ちは当たり前。
私も、去年、胃が痛くて耐えられず、救急に行ったら、夜9時に到着し、受付をして、永遠と待たされ、診察が終わり、病院を出たのが、夜中の1時半。
こんなことは、北ですら、珍しいことでもないので、今回行く、このウンブリアの病院はどうなんだろうか。。
家には、食べることと飲むことしか考えていない義父もいるし、どうなることやら。

2016年3月3日木曜日

ウンブリア、カンナーラ

私たちが現在住むカンナーラ。

ミラノから約500キロ。車で約5時間。
高速で、ボローニャ、フィレンツェを走り、フィレンツェを超えて、更にアレッツォを超え、高速を降りれば、ウンブリア州。トラジメーノ湖を横に眺めながら、更に走り、ペルージャを通り越し、バスティアウンブラ、アッシジを眺め、更に、緑の中を走れば、カンナーラに到着。



カンナーラは、タマネギ祭りで有名らしく。
"らしく"というのは、義父も主人も、タマネギが大嫌いなので、タマネギ祭りについてあまり詳しくはないのですが、またその時期になったら、調べてみようかと思います。

ウンブリアには、美味しいものがたくさん。まずは、カンナーラだけではないけど、ワイナリーがたくさんあり、ワインも美味。
そして、オリーブオイル。味は、隣の州のトスカーナのオイルに似ています。
5リットルの缶を、直接オリーブオイルを作っているところから、買っています。
義弟は、我が家よりの大量に買い、仕事のクライアントにプレゼントしたり。
私も、仕事でお世話になる日本のクライアントに、2週間前にプレゼント。5リットルまでだったら、そして蓋さえしっかり閉まってあれば、日本まで持って帰れるみたいです。
そして、ウンブリアならではの美味しい食材もたくさんあります。

2年程前の12月、ミラノに住む叔母(義父の83歳の妹)が、ミラノの病院で定期検診に行ったときのこと。
医者: クリスマスはどうするの?
叔母: ウンブリアの弟のところに行きます。
医者: うーん、シニョーラは、ウンブリアに行くより、インドに行くほうがよい。

ウンブリアには、美味しいもの(サルシッチャやサラミ等、塩分の高い美味しい食材)が豊富なのと、叔母が豪快に食べて、飲むことを知ってか知らずか、医者から、インドに行くことを進められたと叔母が、ウンブリアに行く車中で喋っていたのを思い出します。
そして、私的には、インド料理も悪くないと思うけど、一般のイタリア人からしたら、インド料理は、まずいイメージなんでしょうね。

食に関しては、ミラノよりもずっと美味。やはり、イタリアは南に下るにしたがって、美味しくなります。ミラノやベルガモも、北特有の美味しいものもありますが。

また、随時レポートしていくつもりです。

2016

今更ですが、年が明け、2016年。

今年に入り、ウンブリア州のアッシジ近くにあるカンナーラという小さな町に住む義父と同居を少しずつ始めています。
少しずつ、というのは、まだミラノから完璧に、このカンナーラに引っ越してきているわけではなく。
それは、主人のほぼ毎月のようにある病院での検診のアポがすべてモンツァの病院であり、できれば病院を変えたくなく、(また、病院事情、なぜ病院を変えたくないかなどについては、後日書きますが。)
あと、私の単発の通訳の仕事が時々ミラノであるので、当分は、カンナーラとミラノ、行ったり来たりする生活になります。
そして、本当に、このカンナーラに、私たちが引っ越すかという根本的なこともまだ未定。それは、私たちの理想は、逆に、義父をミラノにある私たちの家に、引っ越させたいから。でも、それには、犬の問題、家の問題、お金の問題を解決しないといけず、一番の問題は、義父は、もうミラノには住みたくないと言っていること。
このことも、少しずつ、ピアノピアーノ(イタリア語で少しずつという意味)に解決していくのかと思われます。

当分は、この行ったり来たりの生活を楽しみます。



化粧品の衝動買い

この悶々とする普段の日常については、こちらのブログ、“ピアノピアニーノ”  https://ameblo.jp/pianopianino/ に書いていますが。 週末、久々のミラノでの衝動買い。 化粧品! ミラノは週末によく行っていても、あまりゆっくりショッピン...